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「幸せになる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教えII」岸見 一郎、古賀 史健

2016/03/31本のソムリエ メルマガ登録
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幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


内容と感想

■哲学者アドラーは、
 人を叱ってはいけない、し、
 ほめてもいけない
、という。


 なぜなら、
 ほめたり叱ったりして育てると、
 人に操作されやすい
 人間になってしまうから。


 そうした教えに従った結果、
 自分の教える学校が荒れ、
 生徒に舐められた青年先生が
 哲人の元に帰ってきました。


・哲人 「あなた」が子どもたちに対して尊敬の念を持つ。すべてはそこからはじまります・・
 青年 わたしが?5分と黙って人の話を聞くことのできないあの子たちを?(p41)


■彼は、褒めてもいけない、
 叱ってもいけない、
 というジレンマの中で、
 結果的に、
 生徒に舐められてしまった。


 まじめな人が
 陥りそうな罠ですね。


 子どもはある意味、
 素直であり残酷です。


 こいつは何をしても
 怒らないなと思えば、
 何でもする。


 本当は、必ずその代償を
 払うときがくるのですが、
 それが子どもにはわからない。


・消極的な子どもたちは「不従順」によって、権力争いを挑んできます・・ただ不従順を貫くことによって、自らの「力」を証明したいのです(p96)


■哲人の青年への答えは、
 「愛」でした。


 「愛」はいいのですが、
 青年先生はその答えを
 真に理解したのでしょうか。


 答えは自ら探すしかなく、
 悩みが続くように思います。


 岸見さん、古賀さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感したところ

・教育が目標とするところ、一言でいうとそれは「自立」です(p36)


・子どもたちの決断を尊重し、その決断を援助するのです・・「自分の人生は、自分で選ぶことができる」という事実を学んでくれるでしょう(p125)


・アドラーは賞罰を禁じる・・彼らは「ほめてくれる人がいなければ、適切な行動をしない」(p92)


・アドラーは言います。「臆病は伝染する。そして勇気も伝染する」と。当然「尊敬」もまた、伝染していくでしょう(p58)


・あなたがどんなに「悪いあの人」について同意を求め、「かわいそうなわたし」を訴えようと・・本質の解決にはつながらない・・われわれが語り合うべきは、まさにこの一点、「これからどうするか」なのです(p73)


幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
岸見 一郎 古賀 史健
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)



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目次

第一部 悪いあの人、かわいそうなわたし
第二部 なぜ「賞罰」を否定するのか
第三部 競争原理から協力原理へ
第四部 与えよ、さらば与えられん
第五部 愛する人生を選べ


著者紹介

 岸見一郎(きしみ いちろう)・・・哲学者。日本アドラー心理学会認定カウンセラー。日本アドラー心理学会顧問。1956年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。前田医院精神科勤務後、専門の哲学と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的に執筆・講演活動を行っている。多くの大学の非常勤講師を務める。

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