「"小さな幸せに気づく24の物語~読むだけで成長できる「心のサプリ」」中山和義
2015/12/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
人は未熟です。だからこそ、生きながら成長していくのです。この本では、テニススクール経営者が、読むだけで成長できる物語を24個紹介してもらえます。
例えば、自分の赤ちゃんが、「パパ・・えらい・・」と話したそうです。ご主人が仕事で遅くなって寂しいときに、奥さんが赤ちゃんに、「パパはがんばって働いていてえらいですね。パパはえらい、パパはえらい」といつも言い聞かせていたからです。こんなお話をあなたは嫌いですか?
・ダイヤモンドを磨くことができるのはダイヤモンドだけのように、人は人によって磨かれ成長していくと思いまず(p72)
人は社会の中で生きていくために、仕事をして、お金を得なくては自立できません。では、お金が稼げればいいのでしょうか、といえば、それも違うでしょう。生きていくうえで、自分は何を大切にして生きていくのかということです。その答えを持っているのか、どうかで生き方が変わってくるのです。
この本では、「自分の大切なものを三つあげてください」と言われたら何をあげますか?と問いかけています。何に価値を置くかによって人生は決まってしまうのです。
こうした生き方を考えるためには、死というものの実感が必要なのかもしれません。いかに生きるかというのは、いかに死ぬのかということ。中山さんの物語が、いろいろ考えさせてくれます。中山さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・『早く、日本が勝つように、今、僕たちが行かなければ。そうすればきっと平和な世の中が来ますから。だから、今、僕たちは行くのですよ。・・母親に代わって、見送ってください』と言い残し、出撃していきました(p35)
・残り数カ月の命と医者に言われたにもかかわらず、奇跡的に回復したテニスコーチをやっている友人・・「もう一度、テニスコートに立てたときに涙が出た。病気になる前は、テニスを教えることが仕事だと思っていたけれども、今はテニスを教えることが生きがいだと気づいた」(p42)
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
1 心を成長させてくれる物語
2 仕事や働くことから気づき、成長させてもらった物語
3 家族や友人から成長させてもらった物語
4 夢を追いかけている人から成長させてもらった物語
著者経歴
中山和義(なかやま かずよし)・・・1966年生まれ。成蹊大学経営工学科卒業、アメリカのホップマンキャンプ、メンフィステニスアカデミーで海外のスポーツビジネスを経験、帰国後、ヨネックス株式会社勤務、テニススクール担当として200ヶ所以上の事業所で販売促進企画を実施、退社後、父親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営改善に着手、赤字テニスクラブを業界トップのテニスクラブに改善。その後、テニスショップ、テニスサポートセンターをオープン、オリジナルブランドを立ち上げ、ラケットやガット、テニス練習機などを中心に売り上げを伸ばしている。その他の事業として老人ホーム、学習塾を展開中。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。心理カウンセラーとしての知識を応用したセミナーは(株)船井総合研究所や(社)日本テニス事業協会などでも高い評価を受けている。テニス普及のためのNPOテニスネットワークを設立、三鷹青年会議所の理事長を務めるなど地域ボランティア活動にも力をいれている
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