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「心が折れそうなときキミを救う言葉」ひすいこたろう、柴田エリー

2012/08/09公開 更新
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心が折れそうなときキミを救う言葉 (ソフトバンク文庫)


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

 夏目漱石、オードリー・ヘップバーン、アガサ・クリスティー、ガンジー・・・これらの人たちに共通するのは・・・その人生が順調でなかったということです。夏目漱石は精神病になるし、黒澤明は自殺未遂をしているし、ベートーベンも遺書を書いている。


 そこで終われば、これらの偉人たちは、普通の人で終わっていたのでしょう。成功者と言われている人たちが違うのは、そこでも諦めずに次の挑戦をしていることです。


描いても描いてもボツになる。尾田さんはついには、倒れて1週間ほど体が動かなくなったそうです・・涙のあとに立ち上がり、尾田さんが描き上げた作品が、あの『ONE PIECE』です(p36)


 成功している人たちの共通点は、あきらめないことです。


 リンカーンは49歳まで8回落選。アガサ・クリスティが出版できたのは、7社目で、初版2000部まで印税なし。マザー・テレサがノーベル賞を受賞したのは、スラムにやってきて34年後。どんだけ頑張るんだ~。


 著者のお勧めは、自分が本当に好きなこと、お金を払ってもやりたいことを見つけることです。本当に好きなことなら、うまくいかなくても努力し続けることができるし、諦めなければ成功できるからです。


・本当に好きなもの、自分にとって本当に大切なものを見つけてください。見つかったら、その大切なもののために努力しなさい(『まあだだよ』黒澤明)(p175)


 みなさん苦労しているんですね。苦労しているのは自分だけじゃない、と感じることができると思います。


 それにしても、ひすいこたろうさんは、名言を選ぶセンスがいいなあ。こたろうさん、エリーさん、良い話をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・人生とは嵐が去るのを待つ場所ではなく雨の中でもダンスをして楽しむことを学ぶ場所である(ヴィヴィアン・グリーン アメリカの作家)(p1)


・アガサ・クリスティー・・あるとき、お姉さんとケンカして、「あなたには、どうせ探偵小説なんて書けっこないわよ!」と言われたアガサは、売り言葉に買い言葉。「そんなことないわよ!なら書いてやる!」(p46)


・私は意志が弱い。その弱さを克服するには自分を引き下がれない状況に追い込むことだ(植村直己)(p162)


お前には無理だって言われたことは全部やってみたかった(マドンナ)(p58)


・やってやれないことはない。やらずにできるわけがない。(彫刻家・平櫛田中)(p209)


・死のうが死ぬまいが、学ぶしかないと、松陰は言っているんです。そこに人としての喜びがあると。知って死ぬのと、知らずに死ぬのでは違うんだと。(p199)


・中国に派兵されたときに言われたのは「いま、中国の民衆が困って苦しんでいるから 助けなければいけない。だからこれは正義の戦いなのだ」ところが戦争が終わると、「日本軍が中国民衆を苛めた」と言われました(やなせたかし)(p186)


心が折れそうなときキミを救う言葉 (ソフトバンク文庫)
ひすい こたろう 柴田 エリー
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【私の評価】★★★★☆(82点)



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