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「ものの見方検定―「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!」ひすい こたろう

2015/12/04公開 更新
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ものの見方検定―「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!


【私の評価】★★★★★(93点)


要約と感想レビュー

 人生とはたった一回の旅路です。その人生において人はいろいろな事象に出会います。同じウンコを踏みながら、ある人は笑顔で生き、ある人は怒りながら生きていきます。その差はどこにあるのでしょうか。


 それは自分に起こる事象をどうとらえるか、ということです。ある人は、「病気」に倒れ、会社が「倒産」し、その後の努力で成功することもあります。例えば、ジブリの宮崎監督は、「ああ面倒くさい。面倒くせえぞ」とグチりながら、最後に「大事なことはたいてい面倒くさい」と言っていました。


 面白いところでは、アメリカの成功者たちへのアンケートをとったら、成功した理由のベスト3。それは「病気」「倒産」「失恋」だったという。試練はチャンスなのです。


・自分は運があると思えばいいだけなんです・・犬のウンコを踏んでも感動できたのは、「自分は運がいい」と秋元さんは決めているからです(p40)


 どうせ努力するなら、「なんで病気になるんだろう」と考えるより、「病気になって考える時間が増えた。ありがたい」と考えたほうがいいのです。自分の「悲劇」は、まわりを笑わせる「ネタ」であり、そのネタを話すことで、それを自分から手放すことができるのです。


 「奇跡のリンゴ」の木村さんの話も印象的でした。奇跡のリンゴの秘密は、リンゴじゃなくて土だった。同じように奇跡の人生の秘密は、いま、隣にいる人たちだと言うのです。何気なく近くにいる人を大切にするということなのでしょう。ひすいさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・友人が、1億円の借金を背負い、1日200件も怖い取り立ての電話で苦しんでいたとします。・・解答例・・「この困難を乗り越えたとき、君がどれだけ偉大な人間になるか、考えるだけで体が震えてくるよ」otoshimon(京都)(p76)


・タンポポのように背の低い花は上を向いて咲いてくれるがね・・高いところに咲いとる桜は下を向いて咲いてくれるがね・・天は自分を愛してくれている。まずはこれに気づくことだよね(竹田和平)(p50)


・絶対に運が衰えることはないというもの。それは・・・「食べ過ぎないこと」(水野南北)(p178)


▼引用は下記の書籍からです。
ものの見方検定――「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!
ひすい こたろう
祥伝社
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【私の評価】★★★★★(93点)


目次

プロローグ「13点のテストの見方」
第1章 天才たちの見方道
第2章 お金の見方
第3章「夢を叶える見方」
第4章 マイナスがプラスに反転する見方
第5章 心がピカーンと晴れわたる人生の見方



著者経歴

 ひすいこたろう・・・作家、コピーライター、漢字セラピスト。日本メンタルヘルス協会の衛藤信之氏から心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。『3秒でハッピーになる名言セラピー』がディスカヴァーMESSAGE BOOK大賞で特別賞を受賞し、累計60万部を超えるベストセラーに。新潟県出身


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