「恐慌前夜」副島 隆彦

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恐慌前夜

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■2008年・・・3年前の書籍です。
 当時ドル円は、110円前後をいったりきたり。
 そしてサブプライムローン問題が起こるのです。


 2008年末には、リーマン・ブラザーズが
 倒産しています。


・家を投げ捨てて出ていきさえすれば、
 サブプライム・ローンは消えてなくなるのである。
 アメリカの住宅ローンはそういう仕組みになっている。
 残債がどこまでも追いかけてくるということがない・・・
 この住宅ローンの仕組みをノンリコース・ローン 
 (非遡及ローン)と言う。(p46)


■そうした中、
 ドルの暴落を予想しているのは、
 素晴らしい。


 その反対に、
 ユーロが強くなると予想しており、
 今のようなユーロ不安からの、
 日本円の独歩高は予想できなかったようです。


・サブプライム危機以降はドルの信用(威信)が
 全般的に落ちている。それを何とか阻止して、
 ドルの信用を維持するために「強いドル」を意識的に
 演出している・・しかし、それでもどうせドルはふたたび
 大暴落してゆくのである。・・・今年の年末からふたたび
 100円を割って、来年は90円、80円台となっていくだろう。(p70)


■しかし、経済とは、波がありますので、
 いずれ日本円にも何かが起こるかもしれません。

 それも波の一つで、
 上がったり下がったり。

 それでも私たちは生きていかなくては
 ならないのでしょう。


 副島(そえじま)さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・調子に乗って、たとえば年金資金の運用のために
 300億円ものファニー債とフレディ債を買い込んでしまったのは、
 各省官僚上がりの財務担当理事たちだ。
 彼ら元官僚たちが、天下り先で大慌てしている様が 
 目に見えるようである。(p44)


・アメリカは・・・官民あげて時価会計をしなくて
 いいように動き出した。もはや恥も外聞もない。・・・
 あれほど日本に時価会計を強制して実施させてきたくせに(p116)


・竹中金融相は、銀行の融資先の貸し倒れ債権リスク評価を
 厳格に査定するようにと、ゲシュタポ・金融庁にハッパを
 かけた・・・ダイエーやミサワホームのような旧UFJ銀行
 (三和銀行)の主要な融資先が、・・・恣意的な査定によって
 「自力再建は不可能」との"烙印"を押された。(p121)


・BIS(国際決済銀行)は・・・最初から米ロックフェラー
 財閥家が関係していて、ヨーロッパに勢力進出侵略した
 アメリカ・ロックフェラー家の国際金融機関だといわれている。  
 ・・・BIS基準なる統制手法を作って、
 世界中の銀行をにらみつけてきたわけである。(p136)


・石原慎太郎東京都知事が旗を振って、
 1000億円の資金で2004年に作った新銀行東京の末路・・・
 2008年3月に融資の焦げ付きで問題が表面化した・・・
 400億円の追加融資を東京都が出すことで表現上は決着した。
 実態はすでに倒産している(p176)■


・投資は長期で行うことが基本である。・・・・
 10年以上保有して、買値の数倍に上がるまで待つべきだ。
 かつ、投資はあくまで自己責任で行うものである(p245)


恐慌前夜
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副島 隆彦
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)



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