「ロスチャイルド 200年の栄光と挫折」副島 隆彦
2007/06/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
■世界を動かしてきたのは、
19世紀はイギリス、ロスチャイルド。
20世紀はアメリカ、ロックフェラーです。
日本で言えば、ロックフェラーと三菱。
ロスチャイルドと三井。
■そのときにお金を支配している人が、
世界を支配しているようです。
でもお金を持っていたら
それなりの苦労がありそうです。
副島さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・20世紀になってからこの100年間は、アメリカ・ロックフェラー財閥が世界を支配した(p2)
・2011年4月に、イギリス王室のウィリアム王子と結婚したケイト・ミドルトン(キャサリン妃)ともロスチャイルド家はつながっている。キャサリン妃の母親のキャロルは、旧姓をゴールドスミスという(p10)
・「NM」というコトバが、ロスチャイルド財閥系の銀行や企業の名として多用され、散見されるが、これは、このロンドン家の初代のネイサン・マイヤーNathan MayerのN.M.の省略表現である(p44)
・ロスチャイルド家は簡単に言うと反キリスト教の人々である(p58)
・日本の天皇は少年時代からイギリス式の教育を受け、昭和天皇はまさしくイギリス式の日本王室であった。今でも日本の皇室は内心でイギリスびいきである(p82)
・幕末に、上海からやってきたロスチャイルド家と組んで、日本の金融を動かす財閥となったのが三井財閥である。越後家(今の三越デパート)=三井商店は、江戸時代を通じて、両替商、為替業で、すでに日本最大の金融資本であった(p90)
・日本の政界でも、三菱ロックフェラー(「民政党」という官僚あがりの政治家たちを応援)と三井ロスチャイルド(「政友会」の政治家たちを応援)が激突した(p114)
・国を支配するには、その国のマネーサプライを独占する体制を確立しなければならない。そのために中央銀行(セントラル・バンク)を支配しなければならない(p126)
・アメリカ合衆国は、イギリスからやってきた貧困層がつくった国だ。ヨーロッパから流れ込んできた、貧乏な農民や食い詰めた者たちが、つくった国である(p144)
・イスラエルを建国した暴力的なユダヤ人たちの言い分と、それまで自分たちが平和に暮らしていたパレスチナのアラブ人たち(旧約聖書に出てくるカナーンの地のカナーン人)たちの言い分は、真っ向から対立する(p148)
・この世界(私たちの地球)は、だいたい120年周期で動いている。世界覇権が、120年で「帝国の興亡の法則」に従って、一つの大国から次の大国へと移っていくのである(p197)
・私の歴史観は、「世界で一番大きなお金(資金力)を持つ者が、その時の世界を支配する」というものである(p212)
・ヨーロッパ貴族の称号は、アメリカ人の支配階級の者たちであっても絶対にもらってはいけない。なぜなら、アメリカ合衆国は共和国であって、王国や貴族は存在してはいけないからだ(p217)
日本文芸社
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
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