「個人備蓄の時代 自衛自活の"要塞"を築け!」副島 隆彦
2014/06/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■東日本大震災でわかったのは、
最低限の保険が必要ということです。
我が家では、三日分の保存食があったため
日本海側に避難するまでの期間を
耐えることができました。
これこそ保険なのでしょう。
・「災害(天災)は忘れた頃にやってくる」のとおり、
歴史年表をずっと見ていると、どんな国の歴史でも、
だいたい大災害か戦争が70~80年の周期で襲っている(p101)
■では、どの程度の保険が必要なのか。
もちろん人それぞれ、
経済状態によって異なります。
目指すところは、食料、水、エネルギーの
確保でしょうか。
昔であれば、蔵に食糧があり、井戸に水、
山に薪拾いでしょうか。
・日本には蔵という考えがあった。
飢饉に備え、100年保つ、ヒエ、アワ、キビを
備蓄した江戸農民の知恵を学べ(p100)
■著者は、自分で農産物を作ろう!と
推奨しています。
まずは、自分にできることから
やることでしょう。
完璧はありませんので、
最悪を回避することだけ
考えればいいのだと思います。
副島さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・自営自活できる体制を作り上げる・・・
個人備蓄者は家族と自分、そして周りで
欲しがる人の分だけの農産物を自分で作る(p18)
・米の低温貯蔵で大事なのは「シリカゲル」を入れて、
玄米の低温の保存を心がけることである。
シリカゲルとは酸化防止剤のことだ(p175)
・井戸を掘るのに1メートルで3万円。・・・
80メートル掘ったので、井戸を掘るだけで
240万円かかった。総費用は400万円だ。
しかし、今では毎日100トンの水が出る(p41)
・東日本大震災で売り切れが続出した
非常用ガソリン発電機(p80)
・味噌醤油は昔から最低限の備蓄品である。
冷蔵庫なしの常温でも腐らない(p110)
・避難所では、人間の自由が奪われる。
人間の尊厳が奪われる。独立心が奪われる。
避難所とは"難民キャンプ"なのである。
災害が起きたら最初に行って、
最低限の食料をもらうのはいいけれど、
その後はすぐに、自分の力で復旧するべきだ。(p144)
光文社
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■目次
第1章 個人備蓄の時代がやってきた
第2章 エネルギーを「自衛」する
第3章 エネルギーを蓄える
第4章 食料を蓄える
第5章 自分が食べるだけの野菜を作る
第6章 世界で、日本で、エネルギー戦争が始まっている
第7章 メガソーラー人気は3年で終わる
第8章 個人備蓄したものが生き残る
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