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「職業、お金持ち。」冨塚 あすか

2024/03/10公開 更新
武山由佳
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「職業、お金持ち。」冨塚 あすか


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

お金持ちになるための心構え

「お金持ちになりたいですか?」こう聞かれたら、あなたは何と答えるだろう。本当は「お金が欲しい」と思っているのに、なんとなくそれを言ってはいけないと思ってはいないだろうか。私なら迷わず「お金持ちになりたい」と答える。


ではなぜ、お金持ちになりたいのか?この本は、お金を稼ぐノウハウ本ではない。お金持ちになるために必要な心構えを教えてくれる本だ。


「収入は増えないけれど、働いていればきっと良いことがある」「楽に稼ぐのは悪いことだ」「貧乏なのは仕方ない」このようなメンタルブロックを外して、お金持ちへの第一歩を踏み出せる。


大富豪「えびすさま」の教え

この本では、お金持ちになりたい筆者が大富豪の「えびすさま」と出会い、えびすさまからお金持ちに必要な考え方や行動を教わっていく。


私は、どちらかといえば貧乏な家庭に生まれ、両親から「お金がない」と言われ続けて育った。家族旅行なんてほとんどしたことがないし、貧乏なせいで両親が不仲だと思っていた。だから、お金が欲しいとずっと思って生きてきた。


今40歳でフリーライターをしている私は、貧乏ではないがお金持ちでもない。子どもが2人いるので、今後の教育費などを考えるともっとお金が欲しいと思う。でも、えびすさまはこう話す。


「お金が欲しい、と言う人ほど自分と向き合わず、自分自身を蔑ろにしているね。自分との対話がうまくできていない、ということだから。本当に欲しいのはお金じゃない。求めているのはもっと別のもの・・その先の『感情』なんだ。手に入れたい感情があるから稼ぐ。そして、その感情を実際に手に入れるために、使う。お金は、そういった感情を得るための『交換券』に過ぎないんだよね」 (p.36)

本当に欲しいのはお金じゃなく幸せ

本当に欲しいのは、お金じゃなく感情。幸せや充実感。ああ、たしかにそうだ。貧乏で家の中がどよんとしていて、「幸せだな」と思えなかった幼少時代。私はお金を手に入れて、夫や子供と幸福感を得たいと思っているのだ。


このような一般人・貧乏人の「常識」を、えびすさまがオセロのようにひっくり返してくれる。その軽快さが読みやすく、日本人にありがちな「お金持ちになることの罪悪感」を感じる必要もない。


お金持ちになりたい人にはもちろん、「お金持ちになりたい」と胸を張って言えなくても、現状の生活に満足していない人におすすめの本だ。


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▼引用は、この本からです
「職業、お金持ち。」冨塚 あすか
冨塚 あすか、すばる舎


【私の評価】★★★☆☆(78点)


目次

第1章 お金持ちになりたいのなら、常識を捨てなさい
第2章 20歳の女子大生が「投資」を選んだ理由
第3章 お金持ちだけが知っている、お金を稼ぐ「秘密の法則」
第4章 お金持ちだけがやっている、お金に好かれる習慣
第5章 ようこそ、豊かで自由なお金持ちの世界へ



著者経歴

冨塚 あすか(とみずか あすか)・・・個人投資家。投資コミュニティ・ixi(イクシィ)、お金のオンラインサロン・ハッピーマネラボ主宰。1988年生まれ、仙台出身。慶應義塾大学卒。「お金を理由に何かを諦める、という事態とは生涯無縁でいよう」と決め、20歳のときに10万円から資産運用を始める。会社員を辞めてからは2年ほど、専業投資家として資産運用のみで生活をする。2016年3月より自身の経験を元に投資を教え始める。受講者は累計1300名以上。現在は、男女混合の投資コミュニティ・ixi(イクシィ)や、女性限定のオンラインサロン・ハッピーマネラボを主催しており、投資の仕方や生き方、女性がお金持ちになるために必要な「お金の帝王学」について指南している。趣味は旅行と食べ歩き、お金持ちの話を聞くこと。特技はお金を増やすこと、世界各国で知らない人と仲良くなること。


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