「1日1分読むだけで身につく老後のお金大全100」頼藤 太希, 高山 一恵

【私の評価】★★★☆☆（75点）

要約と感想レビュー

定年時のお金の基本

定年退職が近くなると、厚生年金や企業年金や確定拠出年金などの仕組みを学ぶ必要があります。普通の企業であれば、社員へ教育してくれると思いますが、自分でも勉強してみましょう。

内容は基本の基本で、退職後の健康保険のおすすめは「退職1年目は任意継続、2年目からは国民健康保険」とか、厚生年金をどのように繰り下げ受給するとよいかシミュレーションした内容などが説明されています。ちょっと調べればわかるものの、この一冊でわかるというのが、メリットなのでしょう。

加給年金は老齢厚生年金を繰り下げていると支給停止になる。老齢基礎年金は繰り下げても加給年金はもらえる（ｐ63）

お金は自分のために使う

定年後の2000万円問題のように、定年後のお金に不安の人も多いと思います。しかしこの本では、「死ぬまでにやりたいことリスト」を年齢ごとに振り分けると書いてあるように、やりたいことをやるためにお金について学ぶのです。

極端に言えば、やりたいことがあれば、そのためにお金を稼げばいいのだし、定年後も必要なだけ仕事をすればいいのです。もちろんお金に余裕があれば、自分の思い出のためにお金を使いましょう。

基本的な一冊ということで、★３つとしました。老後のお金の悩みより、老後に何をするのか、何を自分は求めているのか計画するほうが重要だと感じました。

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この本で私が共感した名言

・人生で一番大事な仕事は「思い出づくり」・・・経験や思い出におしみなくお金を使っていこう（ｐ3）

・「死ぬまでにやりたいことリスト」を年齢ごとに振り分ける（ｐ31）

▼引用は、この本からです

【私の評価】★★★☆☆（75点）

目次

第１章　１分でわかる！老後のお金の基本
第２章　１分でわかる！年金の基本
第３章　１分でわかる！退職金の基本
第４章　１分でわかる！老後の資産運用の基本
第５章　１分でわかる！老後の家の基本
第６章　１分でわかる！老後の生活・節約の基本
第７章　１分でわかる！老後の働き方の基本
第８章　１分でわかる！老後の医療保険・介護保険の基本

著者経歴

頼藤太希（よりふじ　たいき）・・・株式会社Ｍｏｎｅｙ＆Ｙｏｕ代表取締役。中央大学商学部客員講師。早稲田大学オープンカレッジ講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に６年間従事。２０１５年に現会社を創業し現職へ。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー（ＡＦＰ）

高山一恵（たかやま　かずえ）・・・株式会社Ｍｏｎｅｙ＆Ｙｏｕ取締役。慶應義塾大学文学部卒業。２００５年に女性向けＦＰオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、１０年間取締役を務め退任後、現職へ。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。ファイナンシャルプランナー（ＣＦＰ）。１級ＦＰ技能士

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