「あなたが「金持ちサラリーマン」になる方法―この先一生お金に困らない「最高の時間」を過ごす本」副島 隆彦

【私の評価】★★★☆☆（76点）

要約と感想レビュー

　著者は、早稲田大学を卒業し、銀行マン海外勤務を経て常葉学園大学助教授となり、評論家となりました。本書の内容は本当に稼げるサラリーマン、本当に能力のあるサラリーマンとは、どういったものか考察しています。著者自身がサラリーマンを辞めた人なのにこんなタイトルの本が書けるのか、不思議なかんじでした。

　実は金持ちサラリーマンとは時間持ちであり、健康な体持ちであり、自由な時間持ちなのです。サラリーマンは大金持ちにはなれない可能性が高いのですが、それ以外の富を持つことはできるのです。この考え方は、私も賛成です。

この本で私が共感した名言

・「自分は社内のどんな派閥にも属していないし、派閥色はまったくない」などと40歳を超しても思っているようであれば、それは無能を自ら宣言しているに等しい（ｐ202）

・知能やアイデア、能力、才能といったものも、世の中で必要とされていこそ高値がつくのである。

・１　あなたは、どういうサービスが提供できますか。
　２　あなたが提供できるサービスは、一単位いくらで売れますか？
　３　あなたは、そのサービスを年間何単位売れますか？
　４　あなたは、そのサービスを買うお客さんを持っていますか？
　５　あなたは、そのサービスを年間通して提供できるだけの体力と健康がありますか？

・話術の三要素
　１　相手にとって「役立つ」こと instructive
　２　相手にとって「新しい情報、新しい知識である」 informative
　３　相手を楽しませる　entertaining

【私の評価】★★★☆☆（76点）

目次

序　章　今、この本を私が書く理由
第１章　金持ちサラリーマンへの３つのステップ
第２章　お金が増えていく人、減っていく人の習慣
第３章　ポジティブ・シンキングだけでは、人生笑って暮らせない！
第４章　金持ちサラリーマンのお金哲学
第５章　人生最大の目的は、金持ちサラリーマンになることである！

著者経歴

　副島隆彦（そえじまたかひこ）・・・評論家。1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部を卒業。銀行員を経て、常葉学園大学特任教授。

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