「不況に克つ12の知恵」松下 幸之助
2009/02/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
■松下幸之助の不況への対応は、
「素直」を信条とする人だけあって、
当たり前のことばかりです。
■まず、好況のときから
無理をしない。
ダム式経営といって、
けっしてリスクをとらない
石橋を叩くような経営をします。
■そして、不況になっても
あわてない。
不況になると安くしないと売れないので、
値引きで売り上げを確保しようとする人がいますが、
無理な受注は赤字を大きくします。
それならば、無理に受注をせず、
じっくり、生産設備の点検や、
販売組織の改革をしていたほうがいいというのが、
松下流の考え方です。
■松下幸之助は、「道は無限にある」と言っています。
不況の次には好況、好況の次には不況がくる。
好況よし、そして、不況もまたよし。
そういい切れる強さを感じました。
パナソニックの社長さんは、
この本をどう読んでいるのでしょうか。
コンパクトですので、すぐ読めます。
★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・こういうときは無理をしないほうがいい。
素直に考えてやることです。・・・機械を改善したり、
工場、研究、販売についていろいろやることがある。
不景気になったらなったで、
新しい仕事はあるものだ。(p36)
・多角化はね、概して私は邪道やと思いますね・・
今この商売あかんから、こっちをまた一つ増やせと。
そうするとその商売はよけいあきませんで。(p37)
▼引用は、この本からです。
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不況に打ち勝つためのヒント
【私の評価】★★★☆☆(76点)
■著者経歴・・・松下 幸之助
松下電器、パナソニック創業者。
1894年生まれ。1989年永眠
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