人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「道は無限にある」松下 幸之助

2007/11/16公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

道は無限にある

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■松下幸之助さんの本のなかでも、
 ( 硬め )の内容の一冊でした。


 この本を読むと「覚悟」ということを
 再認識させられます。


■「覚悟」というのは、松下幸之助さんが、
 いかに経営というものに対して真剣であったのか、
 つまり、( 命 )をかけていたのかということです。


 ・私自身も、自分はこの仕事に命をかけてやっているかどうかと、
  これまで困難な問題に出くわすたびに自問自答してきました。
  そうすると、非常に煩悶の多いときに感じることは、命をかける
  ようなところがどうもなかったように思われるのです。(p224)


■どこからそうした覚悟がでてくるのかと推察してみると、
 松下幸之助さん自身、体が弱く、いつ死と対面しても
 おかしくない状況であったこともありますが、


 自分の事業というものが、社会に求められ、
 必要とされているものであるという確信があったと
 思うのです。


 ・私が事業を始めたのも、将来、電気機器というものは社会に
  必要なものとして発展いくだろうということで、
  自分で電気機器の製造を思い立ったわけです。(p39)


■そうした自分の使命というものを自覚することで、
 不安な気持ちを奮い立たせ、
 日々一日、一日、進歩していこうということを
 松下幸之助翁は問い掛けています。


 ・商売に携わっている人であれば、なかなか思うようにものが売れない
  といった不安があると思います。・・・しかし見方を変えてみれば、
  その不安に向かって、それをどう打破していこうかというところに
  生きがいを感じることもできるのです。(p65)


■硬めの内容ではありましたが、
 松下幸之助翁が、どうしてこのような心境までに、
 心を高められたのかを想像しながら読ませていただきました。


 ★3つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・日本のこの二千年の歴史を顧みますと、非常に多くのものを
  外国から取り入れ、そして、日本の主座を失うことなく、
  それを自分のこやしとして活用しつつ発展してきています。(p166)


 ・十二月の大晦日に、どうしてもこの金を払わないといけないのに、
  時計を見れば十一時です。・・・普通なら十一時頃に集金に行けば
  非常に叱られる。しかし、きょうは大晦日だから、十一時をすぎて
  集金に行っても叱られることはないだろう。よし行こう。(p13)


 ・みなさんは一年一年にどれだけ伸びているか、ということです。
  ・・・私は五パーセント伸びました。私は十パーセント・・・
  というふうに、自分でいえるかどうか。(p101)


▼引用は、この本からです。
道は無限にある
松下 幸之助
PHP研究所 (2007/10)
売り上げランキング: 39931
おすすめ度の平均: 3.0
3 究極

【私の評価】★★★☆☆(77点)



■著者経歴・・・松下幸之助(まつした こうのすけ)

 松下電器創業者。


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
>>バックナンバー
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。


お気に入りに追加
本のソムリエ公式サイト発行者の日記

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: