「マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則」ピーター・F・ドラッカー
2007/07/22公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
ドラッカーの話はもっともなことが多いのですが、もっともらしい言い回し(翻訳?)がとっつきにくいですね。ドラッカーの本は、当たり前のことを当たり前に断言しきっているところが、すごいところなのだと思います。そして、何十年も著作をされているのは、これまたすごいのです。
ドラッカーのやっているのは、うまくいっている組織のポイントを抽象化できているということでしょう。つまり、観察し、一般化・共通化して抽象化して紹介するのです。つまり経営学として定型化し、文章化して記録していくのです。良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「われわれの事業は何か」との問いは、企業を外部すなわち顧客と市場の観点から見て、初めて答えることができる(p23)
・仕事と職場に対して、成果と責任を組み込む・・・強みが成果に結びつくよう人を配置する(p81)
・マネジャーに十分な仕事がない場合、マネジャーは部下の仕事をとってしまうものである(p132)
・成果とは打率である・・・人は優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる(p146)
・管理に関わる根本の問題は、いかに管理するかではなく何を測定するかにある(p166)
▼引用は下記の書籍からです。
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
まえがき-なぜ組織が必要なのか
序-新たな挑戦
Part1 マネジメントの使命
第1章 企業の成果
第2章 公的機関の成果
第3章 仕事と人間
第4章 社会的責任
Part2 マネジメントの方法
第5章 マネジャー
第6章 マネジメントの技能
第7章 マネジメントの組織
Part3 マネジメントの戦略
第8章 トップマネジメント
第9章 マネジメントの戦略
結 論
付 章 マネジメントのパラダイムが変わった
著者経歴
P.F.ドラッカー・・・1909年生まれ。大学卒業後、経済記者として働きながら、国際公法の博士号を取得。ロンドンで保険会社のエコノミスト、投資銀行のパートナー補佐などを経験。渡米し、1944年GMより同社のマネジメント研究を依頼され、1946年「会社という概念」に結実。1950年ニューヨーク大学教授に就任。1954年「現代の経営」を発表。以降、経営に関する書籍を数多く発行し、経営学の権威。2005年95歳で永眠。
ドラッカー関係書籍
「未来を大きく変えるドラッカーの問い Drucker for Survival ドラッカー・フォー・サバイバル」井坂 康志
「ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント」藤田 勝利
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎 夏海
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