「イノベーターの条件―社会の絆をいかに創造するか」P・F・ドラッカー
2002/09/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
いずれの組織も,自らの目的を明確に規定するほど強くなる。自らの成果を評価する尺度と測定の方法を具体化できるほど,より大きな成果をあげる。
目標を具体的に決め、情報を集め、具体的な計画を数字で立てると、物事は実現します。なぜなら、数字で見ているから厳密に成果が出てしまうからです。そうすると人は数字をよくするよう行動しなくてはならず、最後には目標に合うように動くのです。
実際に目標を書いてみると、目標を具体的に決めることはなかなか厳しいことが分かります。目標を決めれば実現するのですから、実行と同じくらい決断するのが難しいのです。あまりに低い目標ではそれを達成してもうれしくないし、あまりに高い目標であれば達成が難しいからです。
さらには、効果が大きいからこそ、やらされる現場の抵抗はすさまじいものがあるでしょう。あらゆる手段を用いて尺度と測定の実施を妨害しようとする。それが現実なのです。
目次
1 激動の転換期にある社会
2 断絶後の経済
3 模索する政治
4 問われる知識と教育
【私の評価】★★★★☆(82点)
著者経歴
P.F.ドラッカー・・・1909年生まれ。大学卒業後、経済記者として働きながら、国際公法の博士号を取得。ロンドンで保険会社のエコノミスト、投資銀行のパートナー補佐などを経験。渡米し、1944年GMより同社のマネジメント研究を依頼され、1946年「会社という概念」に結実。1950年ニューヨーク大学教授に就任。1954年「現代の経営」を発表。以降、経営に関する書籍を数多く発行し、経営学の権威。2005年95歳で永眠。
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