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「革命社長」吉越 浩一郎

2005/08/15本のソムリエ メルマガ登録
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革命社長


【私の評価】★★★★☆(88点)


内容と感想

●実績を出している社長は
 何が違うのでしょうか。


・会社はトップで変わることを目の当たりにしました。トップがどういう方向を示すかで、社員の心まで変わる。(営業本部長 木田博明)(p10)


●まず、仕事はきつい。実際にトリンプでは、
 中途入社の人がついていけなくて
 退社するケースが多いという。


 そのスピードと責任追及に
 ついていけないのです。


・たとえば私が「他の部署にお願いしてあることがまだあがってこないので、これ以上進められません」と言うと、「それは頼んだことを追いかけていない自分の責任だ」と返されます・・・デッドラインを自己責任として守って完了させない限り、仕事は終わらないということなんですね。(佐藤真貴)(p64)


●第一に期限の決め方が厳しい。
 基本は明日だという。


 私の会社でも「明日の朝まででいいから」
 という上司がいますが、
 このような期限の決め方でも、
 早朝に会議をしているからこそ仕事が
 回っているのでしょう。


・会議の手法はこうです。まず僕のもとに来た情報について、「こういうことが起こった」「こういう報告があった」と、すべて会議でオープンにする。そして決まったことについては「誰が、何を、いつまでに」というデッドラインを引く。それもできるだけ細分化して、期限は短く。基本は「翌日」までです。最長でも1週間。(p135)


●さらに、残業は基本的にないので、
 担当は時間内に集中して業務を
 完結させるように強制されているのです。


・子供のいる女性にとって、特に残業はつらい。うちだったら毎日18時には全社員退社しますから、その後、子供を迎えに行って夕飯も作れる・・・今では18時25分になると無条件に社内が消灯されるシステムにしちゃったから、平日はだれも残業できません。(p88)


●課長が2週間連続で休暇を
 取らなくてはならないのも、
 楽しそうですが、やっていること、
 実績はすべてオープンであり、
 業績により降格もありえる職場ですから、
 休んでいる間もあまり気が
 休まらないのかもしれません。


・うちは、課長が部長に昇格するだけじゃなく、部長から課長に降格する人もいれば、そこからまた部長になった、なんていう人も何人かいます・・・朝の会議で各部署のやっていることがみんなの前でオープンになってしまうから、どの部署のどの役職の人が仕事ができるのか、できないのかが一目瞭然。(p92)


●また、社長自らが現場感覚を持っていて、
 決断できていることもポイントでしょう。


 もし、全く同じ仕事のスタイルの人が
 いたとしても、現場を知らなければ、
 間違った判断を下してしまい、
 会社はすぐにぼろぼろになってしまうでしょう。


・企画畑の人は、現場感覚から全くズレたことを言ったりする。「アンケートを取ります」というのがいい例で、僕はそれが大嫌いです。直接本人に聞きに行けばいいことなんです(p117)


●もう、吉越社長は引退を
 考えているようです。


 しかし、これからが本当の吉越社長の
 力量を評価されるときなのでしょう。


 引退後に、トリンプの成長を
 維持できる人をいかに育てたか
 ということが数字で評価されるのです。


●吉越社長の優秀さと、
 こういう会社もいいな~と思わせる
 仕事のやり方に★4つとしました。


この本で私が共感したところ

・社内にある問題を僕が引きずり出すと、初めの頃はみんな「えーっ!」って声を出して驚いていたのに、僕があまりにオープンにどんどん出しちゃうものだから、次第にしーんとして僕のメモを読むようになりました。(p143)


・お客様の視線で売り場を見ようと、アルバイトを使った店舗調査を始めました。抜き打ちで、最初は月10店舗、今では月20店舗やっています。そして接客の点数を付けて店舗ランキングを出すんです。(教育課長 松ヶ谷明子)(p214)


・絶対やると決めたことは、任せたうえで、常に進捗状況をチェックして、どうしてもうまくいかない時にはトップ自らの責任で、徹底的に入っていってでも成功させることです。(p70)


・ホンダは役員だけを大部屋に入れていると聞きますけど、これはとても重要なことだと思います。・・・役員同士で情報の共有化ができれば、同じ認識に立って「そうだな」と前に進むことができる。(p38)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★★☆(88点)



著者紹介

 吉越 浩一郎(よしこし こういちろう)・・・1947年生まれ。大学卒業後、メリタジャパンなどを経て1983年にトリンプ・インターナショナル(香港)入社。プロダクトマネジャーなどを経て、86年よりマーケティング本部長。87年代表取締役副社長。92年代表取締役社長。毎朝八時半に開かれる「早朝会議」をはじめ、「ノー残業デー」「がんばるタイム」など、効率重視の経営で、19年連続の増収増益を達成。2006年、予定どおり60歳で社長を退任。吉越事務所を設立。


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