「35歳から仕事で大切にしたいこと―これからさき、成長していくために」村井 勉

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35歳から仕事で大切にしたいこと―これからさき、成長していくために

【私の評価】★★★★★(91点)


●名経営者として村井 勉さんは
 あまり本を書かれていませんが、
 やっとこの年になって自分の学んだ智恵を
 後世に残そうとされているようです。


 サラリーマン経営者であって、
 その手法に派手なところはありませんが、
 原則をおさえたその考え方は、
 「この人は本物だな」と思わせるものです。


・意図的に部下同士の交流などをつくり出すことは、
 できる範囲でやるべきだと思う。
 課長同士の仲がよければ、忘年会や新年会では
 それらの課が合同で行うだけでも、
 かなりの人材交流になるのではないか。(p95)


●大きな会社では、自社の拠点を回るだけでも大変であり、
 営業部長でさえお客様のところを回っていないのに、
 社長として五年間で特約店を
 三回も訪問したとは驚異的です。

 
・アサヒビール時代もよく現場に赴いた。
 その当時アサヒビールの特約店は北海道から沖縄まで、
 全国に約八百店あった。
 それを五年間で三回訪ね歩いた。(p46)


●マツダのファミリアの開発、アサヒのスーパードライの開発が、
 まぐれではないことが分かる本物の一冊ということで、
 ★5つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・仕事のやりがいはどのようにして
 見つければよいのだろうか。・・・
 私のつたない職業経験から感じるのは、
 与えられた仕事を一生懸命やればよい、
 ということである。(p188)


・本というものは不思議なもので、
 読む時期によって、印象はまったく違ってくる・・・
 人は時期によって吸収できるものと、
 吸収できないものがあるということでは
 ないだろうか。(p3)


・大切なことは、まずは掃除である。
 汚い環境ではよい仕事ができるとは到底思えない。
 また、ミドルクラス、現場責任者が
 率先して掃除を行う。(p135)


・私は「けじめ」をつけようと書いた。・・・
 たとえば、お酒を飲むときに二日酔いになったらいかんぞ、
 と自分に言い聞かせながら飲む、ということである。
 自分のことは自分で決めて、あとはこだわらない。
 遊んでもいい、勉強してもよい、しかし限度には
 自分で責任を持つというのが無執である。(p130)


35歳から仕事で大切にしたいこと―これからさき、成長していくために
村井 勉
あさ出版 (2005/03)
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おすすめ度の平均: 5
5 人間万事塞翁が馬!

【私の評価】★★★★★(91点)


●著者紹介・・・村井 勉

 1918年生まれ。住友銀行入行。総務部長、東京営業部長を歴任。その後、
 マツダでファミリア、RX-7を開発する。アサヒビールでスーパードライ
 の種を蒔き、アサヒ躍進の基礎を作った。


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