「人生を豊かにする英語の名言」森山 進
2005/08/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
●やはり名言集で重要なのは、
著者との波長が合うことでしょう。
選んだ名言を読めばそれがわかります。
・人にものを教えることはできない。
できることは、相手のなかにすでにある力を見いだすこと、
その手助けである。(カリレオ・ガリレイ)(p178)
●もう一つは、著者の経験をそこに
どの程度織り込めるのかということです。
ただ、名言を列挙するだけなら、
本を読めば誰にでもできるのです。
・問題がおこる。そんなとき、
私が管理者として心掛けているのは、
まずは両者の言い分を聞くことである。
特に聞き方には注意をしている。・・・
開放型質問もある。「どうして問題は発生したのか?」
「どうすれば今後こういう問題は防げるのか?」
と言った質問である。(p23)
●ベルギー在住の著者が、
日本の外からの視点で名言を紹介してくれること、
自分の視野を広くしてくれる一冊ということで
★3つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ベルギー人の友人のなかに40代半ばの弁護士がいる。
独身。・・・興味深いことに、新しい恋人ができると、
彼は最初に必ず相手と一緒に病院に行く。
目的はエイズ検査。(p41)
・ユダヤ人は、人間の一生を次のように喩えている。
「一歳は王様。周りの誰もがかしずくように機嫌を取ってくれる。
二歳は子豚。泥のなかを走り回る。
十歳は子ヤギ。元気よく駆け回る。十八歳は馬。
背伸びして自分を大きく見せたがる。
結婚するとロバ。家族という重荷を背負って、
とぼとぼ歩き続ける。
中年になると犬。家族を養うために人々の
関心や哀れみを受けようと、
ひたむきな努力と忍耐が必要。
老年は猿。再び子供っぽくなるが、
もはや誰からも相手にされない(p45)
・頭のなかではよく分かっていても、
いざというときに愚かな行動を
とってしまうのは人間の性である。
(アナトール・フランス)(p52)
・明日死ぬと思って生きよ。
不老不死だと思って学べ。
(マハトマ・ガンジー)(p166)
研究社
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さすが? 名言ばかりです。
著者の思考から学べるものがないのが残念
素晴らしい!
誰かれかまわず配りたい。
【私の評価】★★★☆☆(76点)
●著者経歴・・・森山 進
ベルギー在住。世界最大の国際会計事務所プライスウォーターハウス・
クーパースのブリュッセル事務所において日本企業部を統括する。
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