「日本人にアホはおらん!」宇都宮 俊晴

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日本人にアホはおらん!―個人商店主義が元気を創る

【私の評価】★★★☆☆(79点)


●商売で成功している人は、
 商売のコツというものを知っているのでしょう。


 しかし、ひと口に商売のコツといっても、
 商品開発、接客、売り方、価格設定など
 多岐にわたります。


●そうした商売のコツを学ぶのに一番いいのは、
 やはりそこで実際に働いてみる
 ということなのでしょう。


 そこで働いてみると、その人には合っても、
 自分には合わないといった、
 感覚的な部分も理解できるような気がします。


・なんにかぎらずそうだが、
 ある世界の商売のコツをつかむには、
 その世界でいまいちばんはやっている業態で
 実際に働いてみるのが最短の道なのである(p73)


●この本では、著者の生い立ちから、
 現在の商売まで一気に読ませてくれます。


 この本のいいところは、
 その流れのなかで著者の商売のコツが
 わかるということでしょう。


 著者の店で働かなくても、この本を読むことで、
 それを知ることができるのです。


・私は、日本中、世界中をまわって
 「なんかないか」と四六時中注意している。
 そして、おっ、これはええわ!となったら、
 すぐ取り入れる算段をする。(p155)


●やはり、体験から得た知恵というものは
 強いと感じました。


・ヤクザにはどう対応したらいいのか、
 私が経験の中からつかんだことを話してみよう。
 まず、ヤクザをはっきり拒絶することである
 私は、ヤクザには一銭も払ったことはない。・・・
 いくら暴力の専門家でも、雇われた人間は、
 命がけの人間には勝てん。(p100)


●宇都宮 俊晴さんだからできるのだという部分もありますが、
 その一部だけでも、生きていくうえで参考となる考え方が
 満載の一冊として★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・若いころは遊べ、とよくいうが、
 あれはほんまやな。
 身銭を切って、一流のところで遊んでいると、
 つかめるものがある。
 遊びの感覚が身につく。
 なんにしろ感覚を身につけるには、
 若くて吸収力のあるうちに、
 一流のものに身を浸して、
 身体で体験することだ。(p56)


・私がなんかやるときは、考えた末だから、
 自信がある。だた、いつも不安なのは、
 謙虚さを忘れないようにしているからだ。
 自信と謙虚さは両立する。(p180)


・みんなほかの人たちから学ぶことによって、
 いまの自分がつくられてきたのだと思っている。
 おのれ一人の力やない。
 それを、おのれ一人の才覚のように錯覚したときから、
 驕りが始まる。(p218)


・天才は努力しなければ生まれない。
 一所懸命努力しているうちに、
 ポッと才能が花開くのである。(p261)


・私は世界中をまわってみて、
 日本人はほんとうに優秀な国民や、
 と痛感しています。日本人にアホはおらん。
 だけど、アホなシステムが、国民をアホにしようとしている。
 だから、そのアホなシステムに巣くっている連中に腹が立って、
 つい手厳しいことをいってしまうわけです。(p329)


・商売上の必要があって、あるキャリアの官僚に
 挨拶に行ったときのことを思い出す。
 話の流れで、私が、「人を使うのには、
 ほんとの苦労しています。人を使うということは、
 ほんまに難しいことですね」といったら、
 そのキャリア官僚は、事もなげに笑った。
 「そんなもん、簡単だよ!」
 明るい声で、そう言い放った。(p272)


日本人にアホはおらん!―個人商店主義が元気を創る
宇都宮 俊晴
講談社
売り上げランキング: 276,932

  
【私の評価】★★★☆☆(79点)


●著者紹介・・・宇都宮 俊晴

 1952年生まれ。16歳のとき史上最大の少年愚連隊と呼ばれた梅田会
 を結成。その後、東京に出てゴルフ会員権販売、モデルクラブを経営する。
 23歳のとき大阪でミニサロを開業。11店舗まで拡大。警察官の踏み
 倒しを告発しようとして、逆に微罪で逮捕され、方向転換を決意。外食
 産業へ進出する。現在、「エレファントカフェ」「キリストンカフェ」
 などの大型エンターテイメント・レストランを展開している。


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