「成功の法則―金儲け論語31講」邱 永漢
2005/01/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
邱 永漢さんの本は、だいたい買うことにしています。なぜなら、邱 永漢さんの本には"はずれ"がないからです。
それはなぜかといえば、邱さんは自分でやってみて、その体験、経験から成功法則を体得しているからです。
・事業をやる人は一年先を考えよ、あんまり先を考えるな(p80)
邱 永漢さんの本を読むと、同じようなことが書いてあることもあるのですが、それもまたよし、と思わせてくれる深みがあるのです。
邱さんは多くの事業に手を出しますが、一つだけに絞るということをしません。絞ったほうが儲かるはずなのですが、邱さんは自分が楽しいほうを選んでいるのです。
・アイデアを実行に移して成功させることの方がアイデアを考え出すことの十倍も難しいですよ(市村清)(p14)
邱 永漢さんの古い本を読んでみると、「あれ?あの本に書いてあったのと同じアイデアが書いてある」ということも少なくありません。
邱 永漢さんの考えは長年にわたって通用するものなのでしょう。
いつ読んでもためになる、という意味では邱 永漢さんの本はお勧めできると思います。
この本で私が共感した名言
・新規の事業を始める時は、もし取締役会にはかった場合、全員賛成するようなことが起こったら、見合わせた方がよろしいと思います。 (p127)
・万一、失敗して世間の物笑いになっても、金のために自殺だけはしまい。なぜならば、それはそんなに値打ちのあるものではないから、と私は自分に言いきかせています。(p209)
・変化はすべて金儲けのチャンスである(p167)
・事業家は、株式の動きに対して全く無関心であっても困りますが、あまり深く首をつっこむのもどうかと思います。つかず離れず、一定の距離を保っているのが、一番理想的です。(p180)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(86点)
著者経歴
邱 永漢(きゅう えいかん)・・・実業家。1924年生まれ。東京大学経済学部卒業。台湾より香港へ亡命し、直木賞受賞作家となる。その後、株の神様、お金の神様といわれながら、事業活動を行い、現在も年間120回飛行機に乗って、東京、台北、上海を飛び回る。著作は約400冊にのぼる。
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