「経営の価値 人生の妙味」松下 幸之助

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経営の価値 人生の妙味 (PHP文庫)

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■私は、松下幸之助翁の肉声テープを
 20巻くらい持っていています。


 それを会社の行き帰りの車のなかで
 繰り返し聞いているわけです。


 今日の本は、そうした肉声テープに
 収められたお話が、いくつも出てきて、
 「あ、これはここで話された話なんだ」
 と思いながら読んでいました。


・国に対して、おれに食べものを与えよ、
 おれに職業を与えよ、おれの人権を認めよ、
 というのもまことに結構だと思います。
 しかし、だから自分は国に対してこういうようにやるぞ、
 町に対してはこういうようにサービスするぞ、と
 なぜいわないのですか。・・・それをいわずしておれに与えよ、
 ということだけを叫んでいるのが、今日の日本国民の
 一つの姿だと思うのであります(p180)


■まじめな内容で、読み進めるのは
 辛いかもしれませんが、
 経営者を目指す人にとっては
 奥深いお話が数多く収録されています。


 本を読むのが苦手な方は
 テープやCDをお奨めします。


 松下幸之助さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・みずからの分限を知り、そしてその分限を
 越さないようにやろう・・・
 ある人が重要な会社経営を任された・・・しかし、
 一年、二年すると、その会社が左前になった。
 それは、その人にその会社を経営するところの
 力量といいますか、いわゆる適正がなかった(p68)


・物質文化もまことに大事である。
 同時に精神文化も大事である。
 物心一如の繁栄をしていく。
 物心一如の併行した進行をしていくところに
 人間の本当のしあわせがあろうかと
 思うのであります(p178)


・自分のことも考えるが、同時に国のことも考える。
 世界のことも考える。また、会社の社員は、
 社員みずからのことも考えるが、
 同時に会社のことも考える。
 そしてみんなが協和してやってゆくというところに、
 会社の発展もありますし、
 また従業員の方がたのしあわせというものも、
 私はそこに約束されているものだと思うのです。(p231)


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【私の評価】★★★☆☆(79点)



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