「縁、この不思議なるもの―人生で出会った人々」松下 幸之助

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縁、この不思議なるもの 人生で出会った人々 (PHP文庫)

【私の評価】★★★★☆(83点)


■経営の神様、松下幸之助が
 どのような人と出会って、
 どのような学びを得てきたのか、
 綴った一冊です。


 なるほど、
 丁稚時代は商売の基本を学び、
 知人からは熱心さの大切さを学び、
 そして協力者との出会い・・・。


 しかし、こうした出会いを
 実際の自分のものにでき、
 自分の商売に反映できたのは
 松下幸之助のすごさなのでしょう。


・とくに強く感じたことの一つは、
 やはり何をするのでも、結局は
 誠実な熱意がものをいうということです(p25)


■こうしてみると、
 松下幸之助は会う人、会う人を
 最大限活用してきたことがわかります。


 良いところは真似る。

 優秀な人は会社に入ってもらう。

 相談して、納得したところは取り入れる。


 こうした素直で実直な対応が、
 松下幸之助の運命を決めてきたのでしょう。


・どんな仕事でも、とにかく自分なりに
 真剣な思いを込めて、一所懸命、根限りの
 努力をしたときには、そこに大きな喜びというか
 満足感というか、
 そんな気持ちが生じてくるものです(p35)


■エピソードから、松下幸之助の視点が
 垣間見れる一冊でした。


 松下さん、良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・奉公・・・朝は、夏は五時、冬でも五時半には
 起きて店の内外の掃除から始まり・・・
 お店は九時半か十時まであけていますから・・・
 晩飯を済ませてからは店番をするというのが
 だいたいの日課でした(p16)


・販売とか集金というものは、商売ですから
 厳格に行なうけれども、お得意さんに対しては
 心からの感謝の念を持ち、何か事があったときには
 いち早くかけつけてお手伝いするのが商売人としての
 努めである、という考えに立って、たえずお得意先
 のために奉公、奉仕していました(p18)


・大田垣さん・・・関西電力の社長・・・
 「そうか、きみがやれないのなら、仕方がない。
  私がやろう。・・・しかし、社長が直接やるとなれば、
  労務担当の重役はいらなくなる。だから、
  きみにはやめてもらうが、それでもいいか」(p133)


・今静かに考えてみますと、九歳の子どもを、
 自分の膝元から遠く手放さなければならなかったということは、
 母としてはこのうえなくつらいことであったに
 ちがいないと思います。・・・
 ぼくが幸いにして健康に恵まれて
 長生きし、これまで仕事を進めてくることができたのも、
 やはりそうした母の切なる願い、思いの賜物であろうと
 いう気がしてならないのです。(p180)


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【私の評価】★★★★☆(83点)



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