「人間というもの」司馬 遼太郎

| コメント(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加
人間というもの PHP文庫
司馬 遼太郎
PHP研究所
売り上げランキング: 2209
【私の評価】★★★★☆(85点)


■私は、司馬遼太郎の本が好きなのですが、
 なんといっても時々出てくる名言が大好きで、
 その名言を探しながら読んでいるといってもいいでしょう。

 この本では、そうした名言を
 司馬遼太郎の著書からピックアップしています。


■いま、テレビドラマでやっている
 「坂の上の雲」を読んだときは、

 「精神主義と規律主義は,無能者にとって絶好の隠れ蓑である」

 という名言にしびれました。

 司馬さんの名言は、人間の本性というものを
 ずばりと表現しているものが
 多いと感じます。


・千代は、利口さを、「無邪気」で擬装していた。
 利口者が、利口を顔に出すほどいや味なものはないということを、
 この娘は、小娘のころから知っている。  「功名が辻」(p228)


■司馬遼太郎さんは、こうした名言を
 出演者に言わせるために小説を
 書いていたのではないかとも
 思えるところがあります。

 司馬遼太郎の名言の
 エキスだけ楽しめますので、
 本の評価としては★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・人間、思いあがらずになにができましょうか。・・・
 才ある者は思いあがってこそ、十の力を十二にも発揮することができ、
 膂力ある者はわが力優れりと思えばこそ、肚の底から力が
 わきあがってくるものでござります  「国盗り物語 一」(p12)


・人の一生はみじかいのだ。おのれの好まざることを我慢して
 下手に地を這いずりまわるよりも、おのれの好むところを磨き、
 のばす、そのことのほうがはるかに大事だ「峠 上」(p20)


・小人という西郷の用語は己れを愛する者という意味である。
 「・・・小人ほど才芸のあるもので、むしろこれを用いねばならぬ
 ものである。さりとてこれを長官に据えたり、これに重職をさずけたり
 するとかならず国家をくつがえすことになる  「翔ぶが如く」(p24)


・何者かに害をあたえる勇気のない者に善事ができるはずがない、
 と継之助は考えている 「峠 上」(p49)


・自己を忘れれば天の心にちかくなり、胸中が天真爛漫としてきて、
 あらゆる事や物がよく見えるようになった  「翔ぶが如く 二」(p188)


▼引用は、この本からです。

人間というもの PHP文庫
司馬 遼太郎
PHP研究所
売り上げランキング: 2209
おすすめ度の平均: 4.5
3 先の見えない時代だからこそ、自分の志を見つめて、行動すること
3 珠玉の言葉集
4 摩訶不思議な、またはあまりにも単純な
4 「功名が辻」他司馬作品の中から名文抜粋
5 最高の1冊

【私の評価】★★★★☆(85点)


■著者紹介・・・司馬 遼太郎(しば りょうたろう)

 1923年生まれ。作家。
 1996年逝去。


─────────────────

■関連書評■

a. 「項羽と劉邦」司馬 遼太郎
【私の評価】★★★☆☆


b. 「燃えよ剣」司馬 遼太郎
【私の評価】★★★★★


c. 「国盗り物語」司馬 遼太郎
【私の評価】★★★★☆


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!

いつも応援ありがとうございます
人気ブログランキング
に投票する

人気ブログランキングへblogrankings.png


メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」
44,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。
もちろん登録は無料!!
        配信には『まぐまぐ』を使用しております。



お気に入りに追加
本のソムリエ公式サイト一日一冊:今日の名言



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読 スポンサードリンク

コメントする

QR_Code.gif
左記QRコードまたはこちらから、空メールを送信してください。
※空メールに返信がない場合、ドメインbookmag2.comを指定受信リストに設定してください。


全テーマ(カテゴリー)

>月別(2002年7月~)

最近のコメント

  • HA: 会社組織で仕事を上手く進めていく指南書。 わかりやすく、自分のためになる本であった。 また、他の人にも勧めたい。 続きを読む
  • ryo: 名言セラピーは、全部読みました。 とても好きな本です。 いつも私の知らない本の書評で、 読書の指標になってますが、 こうして読んだ 続きを読む
  • 本のソムリエ: 中国製を辞めて、PRC(People's Republic of China)とは、頭いいですね。 国際関係で誠意を期待してはいけ 続きを読む
  • haru: こんにちは。 中国関連本といえば、こちらもお薦めします。 『メイド・イン・PRCの恐怖』郡司和夫著。桜の花出版。 PRCって、なん 続きを読む
  • KH: Kindle読み放題が始まってから、先日ソムリエ様がまとめてご紹介下さった本を順番に読んでおります。 どれもいい本でしかも読み放題 続きを読む
  • sano: サラとソロモンを読んで、今まで以上に幸せな状態自分の心地良い状態とは一体どういったことなのだろう、何だろう?とさらに考えるようにな 続きを読む
  • (´・ω・`): 自分が買ったアイリスオーヤマの商品が2回連続で不良品の理由がこの概要でなんとなく理解できました、自分の場合は安物買の銭失いでした。 続きを読む