「心理戦の勝者」内藤 誼人、伊東 明

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心理戦の勝者―歴史が教える65の絶対法則

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)75点


●心理戦をテーマにした一冊ですが、中身は心理学に関係する
 雑学辞典といったところです。


 あまりにテーマがばらばらで、さすがの私もとまどいましたが、
 それでも「なるほど!」と思わせてくれるテクニックとエピソードが
 書かれてあります。


●この本に書かれたテクニックは、断片的なものが多いので、
 「そういえばこんなテクニックがあったな」と仕事中に思い出せる程度に
 読むことが秘訣だと思います。


 ・どうすれば"より真実の"心を捕まえられるのか、・・・
  "アンケート調査では、「ふつう」とか「分からない」という項目を
  除外しておきなさい"(p78)


 ・交渉に関するシミュレーション・ゲーム・・・「ほんの少しだけ
  妥協し、相手が妥協するのを待つ。この場合において、最大の
  利益をえられるようだ」(p124)


●話のネタでは、エビの話が一番面白かったですね。
 エビを食べている量が、国力を示しているということで、
 イギリス⇒アメリカ⇒日本⇒?
 次にくるのはどこの国でしょうか。


 ・およそ100年前、世界でいちばんエビを食べていたのはイギリス人
  だった。・・・それから50年後、世界でいちばんエビを食べるように
  なったのは・・・アメリカ人であった・・・では、現在、世界で
  いちばんエビを消費しているのは・・・日本人なのである。(p92)


●内容に統一感はありませんが、
 雑学辞典として面白いので★3つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。

<世の中>

 ・「お言葉ですが部長・・・」などとやってしまう例外的な人間は、
  そのうちクビになるか、左遷させられるかのどちらかの道を進んで
  いく、と誰もが心のどこかで信じており、そして残念ながら実際に
  そうなってしまうことは少なくない。(p60)


<仕事において>

 ・とある生命保険会社では、「サンドイッチ話法」を実践している
  という。これは、「褒めて、批判し、褒める」という順序で進める
  やり方だ。これも、かなり効果的な叱り方であろう。(p146)


 ・ただ一生懸命にやるだけが仕事ではない。
  一時間に五分でもいいから一度は休憩をとり、
  同僚や先輩たちと仕事以外の話をしたらどうか。(p87)


<話のネタ>

 ・リンカーンの言葉「人民の、人民による、人民のための政治」
  という文句は、イギリスの宗教改革家ジョン・ウィクリフが
  1370年に出版した『旧約聖書』の序文にある言葉だという。
  この文句は、説教家のシオド・パーカーが著書に引用し、
  リンカーンはその引用をさらに引用したと考えられる。(p212)


心理戦の勝者―歴史が教える65の絶対法則
内藤 誼人 伊東 明
講談社
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おすすめ度の平均: 4.5
4 真面目に読まなければ最高
5 心は人間の本質なり。
4 わかりやすい心理的攻略法
5 心理学から歴史を見るのも面白い!
5 明日からの営業がうまくいきそうだ。

(私の評価:★★★☆☆:社会人として読むべき一冊です)75点


●著者紹介・・・内藤 誼人

 説得的コミュニケーション学を専門とする。日本社会心理学会会員。
 心理学についての著書多数。


●著者紹介・・・伊東 明

 大学卒業後、NTTを経て、現在、東京真理コンサルティング社長、
 (株)ウィル・シード顧問。「理論と実践」のビジネス心理学を
 中心に活動している。


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