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「人生が劇的に上向く「脳内会話」の法則―成功も幸運も3語で手に入る」伊東 明

2015/08/08公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

心理学を学んだ著者が教えるのは、自分の脳内会話で自分をポジティブにしてあげようということです。他人から褒められるとうれしいけど、誰もが褒めてくれるとは限りません。なら自分で自分をほめればいいのです。


例えば、何か新しいことに興味を感じたら、「やってみよう!」と頭の中で会話をして、嘘ででもいいので、「楽しみだなあ」と心の中で唱えてみてみるのです。ある意味、自己催眠のようなものでしょうか。


・たとえば、「あー、今日はよく頑張ったなあ」という脳内会話をすると、がんばった自分に誇らしい気持ちが生まれ・・・きっと、どんな仕事やっても、それなりにうまくこなせるはずだよ」というプラスの会話の連鎖が生まれる(p26)


自分で自分にインタビューするのも効果的です。自分は何を大切にしているのか、自分に問いかけるのです。自分の大事なことを大事にするのが、自分の人生であるのですから。


例えば、「この場面で、自分はどんな人間でありたいのか?」と質問を自分に投げかけ、「じゃあ、そのために今すぐできることは何か?」と具体策を考えるのです。そして「やってみよう!」と実行するわけです。セルフコーチングのようなものでしょうか。


・自分で自分にインタビューしてみましょう。「あなたが大事にしていることは何ですか?」(p139)


これ以外にも、「今日、自分はこういうことを学んだ」「こういうことも学んだ」と確認していくと、その日一日が価値あるものに感じられるとか、「会えるのは今日が最後という気持ちで、この人を見てみよう」と考えることを推奨しているなど、参考になる一冊です。


言霊が自分を作ると言われていますので、心の中で何を考えているのかが自分を作るのです。どうせなら自分のためになる脳内会話をしたいものです。伊東さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・他人からポジティブエネルギーをもらおうとか、人の反応や言動によって幸せを獲得しようと考えていては、思いどおりの成果をあげるのは難しい(p21)


・やるからには覚悟を決める・・・始める前に「そのあいだだけは絶対に言い訳をしない」と覚悟を決めて臨むこと(p83)


・ジャンル別に大事なことを決めておこう(p141)


・3語を駆使する・・・すばらしい・・・ありがたい・・・幸せだなあ・・・感謝しなきゃ・・・面白かった(p212)


▼引用は、この本からです


【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次

第1章 「頭のなかの会話」に気づこう!
第2章 「前向きな自分」をつくる3語
第3章 「理想の自分」になれる3つの質問
第4章 元気と勇気がわいてくる3語
第5章 世界が変わって見えてくる3語
第6章 幸せが手に入る3語


著者経歴

 伊東 明(いとう あきら)・・・心理学者(博士)。(株)東京心理コンサルティング代表取締役。早稲田大学政治経済学部卒業後、NTT勤務を経て、慶應義塾大学大学院にて博士号(社会心理学)を取得。企業研修・コンサルティングからマスコミまで、「理論と実践」を重視した活動を展開している。また、ワインに関する数々の資格を持ち、ワインスクール『アカデミー・デュ・ヴァン』では顧問ならびに講師も務める。


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