「ライザップはなぜ、結果にコミットできるのか」上阪 徹
2019/07/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
■ライザップ・ゴルフの3000円の体験レッスン
「ゴルフ力診断」に行く前に、
予習として手にした一冊です。
私のゴルフは100を切るか切らないかという
レベルなので、仙台周辺の体験レッスンを
一通り受けてみようかと考えています。
思ったとおり、
ライザップの特徴は結果にコミット、
だめなら全額返金ですから
値段も2週間で50万円程度と、
類似のゴルフレッスンの
3倍の単価になっていました。
・結果が見込めないと感じた場合には無条件で全額返金するという「無条件全額返金制度」・・自分の仕事に緊張感が出てくるんです。適当に仕事をしたら、本当に全額返金になりますので(p124)
■この本でも説明しているように、
ライザップの特徴はマンツーマンで
やり切らせることでしょう。
宿題もあれば、記録も求められる。
週2回レッスンですからトレーナーに
監視されているようなもの。
これだけやれば結果が出るのです。
自分でやればいいじゃないかと
思いますが、実際にできる人が
少ないから商売になるのでしょう。
・これまでの日本の教育に欠けていたのは、「やり切らせる力」だったんじゃないか・・やり切るところが抜けているから、「結果」にまで行かない(p120)
■ライザップは高額ですが、
「無条件全額返金制度」だけでなく
なぜダイエットするのかと考えさせ、
ゲストの夢を明確にするるなど
よく考えられていると思います。
これからは時間を売るのではなく
結果を売るというビジネスモデルが
面白いのかもしれません。
上阪さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・基礎代謝が落ちているのに、若い頃と同じ食事をしていたら、摂り入れたエネルギーはあまってしまう。そのあまった分が体脂肪として蓄積されていく。つまり、筋肉を鍛えるか、運動してエネルギーを消費するか、食事を変えない限り必然的に太ってしまう(p31)
・ライザップの痩せるメソッドのポイントとして「筋力トレーニング」「低糖質食事法」「トレーナーによるマンツーマンのメンタルフォロー」(p38)
・たとえば、ご飯一膳(150g)には、角砂糖におきかえると約11個もの糖質が含まれているという。食パン1枚(60g)にも角砂糖約6個分もの糖質が含まれている(p41)
・お肉、お魚、卵、大豆製品・・・そしてもうひとつ大切なのが、腸内細菌叢(そう)を整えてくれる食物繊維です。野菜、海藻、キノコ、こんにゃく、おからなど繊維質の多いもの(p46)
・糖質の高いビール、日本酒、紹興酒、果実系カクテルはダメだが、ウイスキーや焼酎、糖質ゼロビールは少量なら問題ないとされている(p97)
・糖質・運動・リバウンドの相関関係について、大学で解析してもらっていて、「運動」への意識よりも、「糖質」への意識が高いほうが、リバウンド防止により役立つとのことでした(p220)
・体重がなかなか落ちない停滞期を経験するかもしれない・・目的は体重を減らすことではない。もっと大きな目標に向かって進んでいるのだ」と気づければ、苦しい時期も乗り越えることができる(p66)
・重要なのは、「毎晩、体重計に乗る習慣を続けること」・・この習慣があれば、体重が増えたときには糖質をコントロールできる(p110)
・「食事量の割合の目安は、朝3:昼5:夜2」。昼間はガッツリ食べられるが、夜はそうはいかないのだ。理由は、夜はどうしてもエネルギー代謝が落ちてしまうから(p95)
・不安や不満は中間カウンセリングで・・しばらく経った頃、ゲストは約1時間の「中間カウンセリング」を受けることになる・・トレーナーではないカウンセラーが、目標に対しての達成度合いや指導内容、サービス、担当トレーナーに対する満足度などについてカウンセリングを行ってくれるのだ(p100)
・研修でもいわれることですが、「聞き切る」ということを大事にしていました・・トレーナー側が正解を持っていることがほとんどですから、聞いている途中で答えてしまいがちです。でも本来は、すべてを聞き切った上で答えないといけないんですよね。ゲストに合わせたコミュニケーションをしていくということです(p169)
・ライザップでは、定めたプランの期間、たとえば2カ月なら2カ月を終えたあと、継続のプログラムや、月に一度、二度などの安価な延長プログラムが用意されているのだが、ゲストのじつに7割ほどが、こうしたサービス延長を申し込むというのだ(p23)
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▼引用は、この本からです。
あさ出版 (2016-08-11)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
CHAPTER1 人はなぜ、ライザップで確実に痩せられるのか
CHAPTER2 2カ月で7㎏減を実現! 私の「ライザップ」体験記
CHAPTER3 世の中になかった「新業態」は、なぜ生まれたか
CHAPTER4 ライザップの強みは、「トレーナー」にこそあり
CHAPTER5 ライザップの「あの広告」は、いかにしてできたか
CHAPTER6 これからのライザップは、ダイエットの先にある「健康」へのコミット
著者経歴
上阪 徹(うえさか とおる)・・・1966年生まれ。 早稲田大学卒業後、ワールド、リクルートグループなどを経て、1994年よりフリー。 これまでの取材人数は3000人を超える。 毎月1冊本を書き続ける。
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