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「手帳とフセンで簡単・的確にスケジュールが整理できる3ステップ時間管理術」酒井 秀介

2019/07/30公開 更新
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手帳とフセンで簡単・的確にスケジュールが整理できる 3ステップ時間管理術


【私の評価】★★★★★(90点)


要約と感想レビュー

 私の時間管理術、手帳の使い方にかなり近い一冊でした。私との差は、フセンに「やるべきこと」を書き込むことです。一方、私はすべて直書きです。


 著者の場合は、フセンを打ち合わせなどのスケジュールの間に割り当てていくわけです。本書のようにやるべきことをフセンに書き込めば、手帳内での移動も簡単だし、並べて優先順位を考えることもできるのでしょう。


・フセンだから、見比べながら優先順位を付けて並び替えられる・・フセンだから実行できなくても別の日時に変更しやすい(p98)


 この本での3ステップとは、次のとおりです。
 ステップ1は、手書きの手帳で、週間スケジュールに、予定を書き込んでいく。
 ステップ2は、やるべきタスクをすべてフセンに書き出し、実行日を決め、貼り付ける。
 ステップ3は、その日の最初に一日のスケジュールとやるべきことの時間を決めること。


 著者が注意しているところは、思いついたタスクをそのまますべて書き出すこと、やるべきことが明確になるまで細分化することと、キーワードだけでなく後で見ても分かりやすい「完結した文章」で書くことです。試行錯誤の結果なのでしょう。


・頭の中を空っぽにすること・・頭の中にあるすべてのタスクを外付けハードディスク(フセン)に移してしまう(p106)


 著者は、以前はgoogleカレンダーを使っていたのですが手を動かしていると、関連していろんなことを思い付いたりするのがおもしろくて、手帳派になったという。確かに、手で書くことが大事なのかもしれません。


 まずはフセンを買ってみようと思いました。自分に合うのか合わないのか、やってみないとわかりませんので。時間管理は学んで、実際にやってみてを繰り返すことで良くなっていくものだと思います。


 酒井さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「やらなくてはいけないこと」が早く片付いた時こそ、「やりたいこと」に手を着ける絶好のタイミングです(p201)


・まとまった時間がほしい(でも取れない)・・案外多いのが自分で細切れのスケジュールを入れてしまっていること。そこで、外出やミーティングなどのスケジュールは、できるだけ同じ日に入れるように意識してみてください(p81)


・例えば、11時までの社内ミーティングが設定されていて、午後はスケジュールが入っていない日があるとします。その日にもうひとつ30分のミーティングを入れる必要が出たとしたら、理想は11時15分開始に設定することです・・・あえて予定が詰まっている状況を作ることで、テキパキと行動できるようになります(p83)


・Q.タスクにかかる見込み時間が読めないのですが・・A.「読む」のではなく「決める」こと。それも「仮決め」でOKです(p216)


・スケジュールとは・・自分の意思だけでは時間を変更できないもの。他人との約束。タスクとは・・自分の意思だけで時間を変更できるもの。自分との約束(p39)


▼引用は下記の書籍からです。
手帳とフセンで簡単・的確にスケジュールが整理できる 3ステップ時間管理術
酒井 秀介
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【私の評価】★★★★★(90点)


目次

PART1 3ステップ時間管理術を学んだ方たちのケーススタディ
PART2 3ステップ時間管理術の基本概念
PART3 STEP1 たったこれだけでスキマ時間が浮かび上がるスケジュール管理術
PART4 STEP2 やる気がなくてもタスクが片付く魔法のようなタスク管理術
PART5 STEP3 ベストタイミングでタスクを実行"理想の一日"を作る行動管理術
PART6 期限のない夢や目標の叶え方
PART7 よくある質問



著者経歴

 酒井秀介(さかい しゅうすけ)・・・日本時間管理術協会公認3ステップ時間管理術インストラクター第1号。1976年富山県生まれ。神戸市外国語大学卒業時に就職活動を「しないこと」を決め、1年のフリーター生活を経てワーキングホリデービザで渡豪。ドイツ2年半、上海3ヵ月、サンフランシスコ3ヵ月、パリ3週間などをはじめ、これまでに約30の国に居住・滞在。2015年、39歳にして会社員を辞めてコンサルタントとして独立。以来、コーチ、研修講師として多数のクライアントをサポート中


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