「やりたいことを何でも叶える 目標達成のための手帳術」樋口圭哉
2022/04/21公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
目標達成するための手法を教えてくれる一冊です。著者はこの手法を使って研修講師をしながら、美容室と学習塾を経営しているという変わり者です。まず、自分のやりたいこと、ありたい姿を書き出すことからはじめます。コツは、カテゴリー別にバランスさせることです。カテゴリーは、仕事、生活、お金、人間関係、健康、学び、旅行、趣味といったもの。
そして10年後の自分をイメージします。10年後の自分のために何ができるのか。ありたい姿1つに対して、周囲に8つのアクションプランを書いていくのです。例えば、ありたい姿がよい人間関係なら、アクションプランは、思いやり、挨拶、感謝の言葉、笑顔、否定的な言葉を言わない、清潔な身だしなみといったようなものになります。
・人生という時間の「今」という一瞬一瞬のすべてに、やりたいことを「心」に留めておくことは、やりたいことを叶えるために、最も重要(p15)
この本では目標達成の方法として、年間プロジェクトと28日アクションプランを紹介しています。例えば、商業出版するといったものは年間プロジェクトとして、おおまかな工程表を作って行動していきます。例えば、5月までに企画書を作って、9月までに原稿を作成して12月に出版するといったかんじです。
28日アクションプランは毎日やることを表にしたようなものです。つまり、一番左に毎日やる項目を記載し、右に28日分のマス目を配置して、〇×をつけていくのです。ショッピングセンターのトイレに貼ってある清掃のチェックシートのようなものです。未来の自分のために毎日やるべきことをやりきったかどうか、小さな勝利を積み重ねることができたかどうか、チェックするわけです。
・28日アクションプラン・・・「できた」と思えば〇印をつけ、「できなかった」と思えば×印をつける(p114)
一番意外だったのはビートたけしさんが、トイレを毎日掃除していたからここまで成功できたのではないかと語っているところです。小さいことを積み重ねるのが大きいことを成し遂げるためのコツですが、ビートたけしさんとトイレ掃除があまりにもつながりませんでした。
ゲーム感覚でアクションリストをやっていくのは、忙しい毎日に流されず、ちょっとした行動を続けるために、良いアイデアだと思いました。私もやってみます。樋口さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「どうせならやってみよう」「できないはずがない」「できる」(p23)
・「このくらいならできそうだ」と思うことをルールにします(p29)
・頑張ろうとすればするほど、挫折しやすく、結果的に成果まで結びつかずに終わってしまう(p45)
・ゲーム感覚・・・9割以上の方が勝ち越すようになります(p115)
・人生は、あなたが自分に対して投げかけた質問の方向に引っぱられていく(p51)
・やりたいことを叶えるためには、できると自分で信じること。毎日コツコツ、少しずつ、必ず続けること(p180)
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
はじめに 「やりたいことを何でも叶えるたった1つの方法」
第1章 やりたいことを何でも叶える目標達成のための「思考術」
第2章 やりたいことを何でも叶える目標達成のための「事前準備」
第3章 やりたいことを何でも叶える目標達成のための「手帳術」
第4章 やりたいことを何でも叶える目標達成のための「スピード倍増法」
第5章 やりたいことを何でも叶える目標達成のための「手帳術がもたらす効果」
おわりに 「思いもよらない領域まで辿り着くための唯一の方法」
著者紹介
樋口圭哉(ひぐち よしちか)・・・Dream Company株式会社代表取締役社長。1974年茨城県生まれ。成城大学経営学部卒。2001年株式会社西武に入社し、人材育成やチームビルディングに取り組み、7年間統括マネージャーを務める。2008年には独立起業し、研修・コンサルティング事業を開始。研修講師となる。2011年Dream Company株式会社設立。2012年には社会保険労務士事務所を開設。2017年には美容室「Hair Salon AMI」を開業。2018年には学習塾「松陰塾 綱島校」を開業。2020年一般社団法人ドリームマネージャー協会の顧問に就任。
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