「文章は型が9割」高橋フミアキ
2019/07/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
ハリウッド映画やドラマには、ストーリーの型があるのは有名な話です。著者は型さえ持っていれば、文章を書くのは簡単だとしています。確かに読みやすい文章もあれば、読みにくい文章もある。そう感じさせる型があるのです。有名な型としては、PREP(結論、理由、具体例、結論)でしょう。
文章の型を使うことのメリットは失敗が減ることでしょう。型にはめるだけで、誰にでもそれなりの文章が書けるのです。特に長文で書くのに悩むくらいなら、型にはめてどんどん書いたほうが筆が進むでしょう。そして最後に全体を読んで調整すればいいのです。
この本では成功物語の型を紹介しています。つまり、主人公がドン底まで落ちて、復活する。映画のように、型に合わせればそれなりに盛り上がるのです。
・成功物語の文章の型・・・
STEP1 マイナスからのスタート・・無一文・・
STEP2 失敗の連続・・わからなかった・・
STEP3 出会いと学び・・ある日、彼は天ぷら店へ入る・・
STEP4 小さな成功・・製法を開発し、特許を・・
STEP5 大きな成功・・大人気・・(p144)
多くの有名な小説家が、好きな小説家の文書を書き写したと言われています。独自性も大切ですが、まずは良い文章を真似ることで基礎を固めるべきなのでしょう。いわんや素人の私達も、うまい文章を真似るべきなのです。
例えば、タイトルなら「方法」が入っていると読みたくなるという法則があります。また、二者択一の疑問文だと、答えを知りたくなります。つまり例えば、「ネット初心者の70代老婦人が月に50万円稼いだ方法があるのですが、知りたいですか?知りたくないですか?よかったら、教えましょうか?」といえば、かなり相手に訴求するはずです。
文章の型の大切さを思いさせてくれる一冊でした。高橋さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・STEP1 自分の意見・・起業なんて無謀・・
STEP2 意見を解説・・独立する人がいますが・・
STEP3 理由・・1年で約半数の会社が倒産(p41)
・STEP1 結論・・経営理念など必要ない・・
STEP2 結論に対する反対意見・・賛成する人たちの意見は・・
STEP3 反対意見への議論・考察・・メリットを生み出しているのか・・
STEP4 理由・・行動目標があれば十分(p50)
・目標に対する障害がハラハラさせる・・
STEP1 目標・・サロン経営・・
STEP2 障害1・・怪しい」と書き込まれた・・
STEP3 障害2・・反応はゼロ・・
STEP4 葛藤・・私は悩みました・・
STEP5 結論・・その後、・・(p92)
▼引用は下記の書籍からです。
フォレスト出版 (2019-04-20)
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【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章 一瞬で心をつかむ1行の型
第2章 相手をメロメロにする疑問文の型
第3章 説得力がアップする文章の基本の型
第4章 読みはじめたら止まらない文章の型
第5章 長い文章でもスラスラ書ける型
第6章 頭がいい人の論理的な文章の型
第7章 感情を揺さぶる感動ストーリーの型
第8章 思わずクスッとなる「笑い」の型
著者経歴
高橋 フミアキ・・・1960年生まれ。大手広告代理店に10年間勤務。退職後、フリーライター。2006年(株)東京クリエイターズネットを設立、代表取締役社長。現在、文章スクールの名物講師。経営コンサルタント。
文章術関連書籍
「心をつかむ文章術 無敵の法則」奥野 宣之
「伝わる! バズる! 稼ぐ! 文章術」尾藤克之
「朝日新聞記者がMITのMBAで仕上げた 戦略的ビジネス文章術」野上英文
「リンボウ先生の文章術教室」林 望
「文章は型が9割」高橋フミアキ
「「残念な文章」が明らかによくなる本: 「なぜ」「どうして」をプラスするだけ!」前田安正
「臆病ネコの文章教室」川上 徹也
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