「一瞬で心をつかむできる人の文章術―1日たった15分10日間で上達!」高橋フミアキ
2009/01/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
私は小学校から感想文が不得意でした。読書感想文で選ばれることはありましたが、書くことは苦痛でした。学校で原稿用紙を配られて「感想文を書け」と言われて、すぐに書ける人はごく少数でしょう。私の記憶の範囲では、書くコツを教えてもらったことは、まったくありませんでした。
しかし、この本を読んで驚きました。この本には、文章を書く「方法論」があるのです。「なんだ、これを学校で教えてくれよ」というのが、率直な感想です。まず、「ストーリーを書く」ことが基本です。つまり、出来事を順番に書いていくのです。そして、そのストーリーを基本として、語尾に変化をつけたり、感じたことを挿入してみたりするのです。
・ストーリー仕立てで書くテクニック・・・ひとことで言うと「出来事を起きた順に書く」(p145)
これなら、小学生でも書けそうです。生まれて40年かかって、書き方を学ぶとは、複雑な心境です。学習指導要領に加えてほしい内容ということで、本の評価としては★5つとしました。
この本で私が共感した名言
・ブログは文章修行には絶好の場だと思います。訪問者がたった5人でも決して「たった」と思わず「5人も読んでくれている」(p55)
・僕は長くても60文字以内でひとつの文をおさめるように心がけています。(p251)
・「第一稿は熱いハートで書け!」「第二稿からは冷静な頭脳で推敲しろ!」(p50)
・「文章はテレパシーである」・・・書き手が目の前のウサギを見ながら文章を書くと、そのウサギがどんなウサギなのか、読み手にちゃんと伝わる。(作家スティーブン・キング)(p135)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★★(91点)
目次
1 「文章がうまく書けない」には理由がある
2 文章力がない人の8つの弱点
3 騙されるな!文章の常識9つの落とし穴
4 1日たった15分、10日続けるだけでスラスラ書けるように
5 もっといい文章を書くための究極テク
著者経歴
高橋 フミアキ・・・1960年生まれ。大手広告代理店に10年間勤務。退職後、フリーライター。2006年(株)東京クリエイターズネットを設立、代表取締役社長。現在、文章スクールの名物講師。経営コンサルタント。
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