「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ！２[出会い編]」中村 文昭

【私の評価】★★★★☆（80点）

要約と感想レビュー

　中村文昭さんの講演を聞いたことがありますが、とにかく面白い。中村さんの激動の人生と、面白い人との出会いがあり、それを実況中継してくれるのですから、話に引き込まれるのです。

　この本では、中村さんの出会いの一部を紹介してもらえるのですが、圧巻は、中村さんの師匠でしょう。「おれは人のお役に立ちたいんだ。おまえは人のお役に立ちたくないのか？」と言ってくれる人がどれほどいるでしょうか。

・『私はスーパーを経営しています』だのと言うやろ。あれは間違いなんや」「間違いですか？」「せや。・・・正解は・・・「私の仕事は、スーパーの経営を通して人のお役に立つことです』とな。（ｐ2）

　世の中には、面白い人がいるものです。そして、その出会いを見つけるのも、見つけないのも自分の責任なのでしょう。

　そうした出会いの大切さと、中村さんの人を大切にする考え方とが伝わってくる一冊です。本の評価としては、★３つとしました。

この本で私が共感した名言

・特別な人間になろうとするんじゃない。弱みを含めて、そのまんまの自分を光らせろ（ｐ52）

・僕は若いころから、目の前で何か問題が起こっても、むしろそれをメッセージと受け止めてきました。「・・・これを乗り越えれば、今よりもっとかっこいい男になれる・・・（ｐ174）

・自分が生きたストーリーを子孫に残すために生きているのです（ｐ179）

・五十年で集大成せよ。二十代＝体を鍛える。三十代＝勉強する。四十代＝スタートする。五十代＝つぼみをつける。六十代＝花を咲かせる。七十代＝実らす。八十代＝収穫（河中宏）（ｐ182）

・「最近、おすすめの本は何？」そんなふうに人にたずねて・・・実際に、百パーセント見ているでしょうか？・・・「見たい」を「見ます」に、さらには「見ました」に変えていくのも、大切な出会いの力の一つです。（ｐ169）

・敵を減らそうとするな。友だちを増やせ（河中宏）（ｐ184）

▼引用は、この本からです。

【私の評価】★★★★☆（80点）

著者経歴

　中村 文昭（なかむら　ふみあき）・・・１９６９年生まれ。果物と野菜の行商からスタート。１９歳で六本木にショットバーを開店。その後、故郷の三重県で２１歳で三重県にショットバー「クロフネ」オープン。レストラン・ウェディング事業を展開。年間５０組の手づくり結婚式を行う。

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