「独創力―他人のできないことをやる」糸川 英夫

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独創力―他人のできないことをやる (カッパ・ブックス)

【私の評価】★★★★☆(81点)


■糸川さんは、ペンシルロケットの父。


 「はやぶさ」が探査した小惑星イトカワは、
 もちろん糸川さんにちなんだもの。


 糸川さんは、独創力の
 固まりのような人でした。


 なぜならば、
 独創力のために10年ごとに
 仕事を変えているのです。


・わたしは十年ごとに職業を変えてきた・・・
 "安定"に慣れるのが怖いからである。・・
 同じ仕事を十年もしれいれば
 地位も収入も安定してくるし、
 自分自身に気の緩みも出てくるだろう(p23)


■中島飛行機で隼を設計し、
 29歳で東京大学航空研究所に移り、
 36歳で音響工学(心電図、脳波)を研究し、
 42歳でロケットを研究し、
 55歳で大学を辞め、組織工学研究所を設立。


 考え方が特異なだけでなく、
 それを実行してしまうところが、
 本当の独創力です。


 発想+実行+努力なのです。


・「天才とは、階段を上がるところを
 人目からかくした人をいう

 というのは、アメリカの行動科学の権威、
 B・F・スキナーである(p98)


■自ら苦しい状況に自分を置き、
 その中で考え続ける。


 そういう人を
 世間は天才と呼ぶのでしょう。


 糸川さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・発想の転換、あるいはユニークな発想を
 もっとも生みやすいのは、
 人間が必死になったときだ・・
 生きるか死ぬかの戦争の中で、
 レーダーもコンピューターも
 原子爆弾も開発された(p171)


・人間にはだれにでもコンプレックスがある・・
 コンプレックスとかマイナスは、
 むしろそれがないよりも、
 跳躍力を大きくするものだと思う(p185)


・二時間本を読んだら、
 その分だけ考える必要がある・・
 中心性網膜炎にかかっているため、・・・
 目が悪いこと自体は災いで、
 マイナスなのであるが、
 逆に、その分だけよく考えられる・・(p146)


・いままでの組織は、そっくりそのまま
 縦組織として残しておいて、
 それに、新しくクリエイティブな能力を
 加えるために、社内で二人ずつ組んで
 一度夫婦みたいなものをつくる・・(p166)


目玉を洗う・・
 洗面器の中に冷たい新しい水を入れて、
 朝起きたら必ずその中に顔を入れて目を
 パチパチと数回やって洗う・・(p205)
 

・アレルギー鼻炎で、それを
 止めるためのいろんな方法の一つに
 鼻の中洗いがあった。
 ぬるま湯に食塩を入れ、・・・
 鼻からその食塩水を吸い込んで
 口の中に出す(p206)


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糸川 英夫
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【私の評価】★★★★☆(81点)



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■目次

第一章 独創の条件
第二章 独創への能力アップ法
第三章 独走型情報学
第四章 ピンチからの独創力
第五章 独創への心身コントロール


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