「西郷隆盛 人間学」神渡 良平

|

西郷隆盛人間学

【私の評価】★★★★☆(83点)


■西郷隆盛を知ることによって、
 日本精神を再確認する一冊です。


 西郷隆盛といえば、
 江戸の無血開城。


 そして、明治維新の廃藩置県では、
 多くの反対、内乱の危機の中で、
 計画どおり断行したのです。


 それまでの武士という仕事が
 なくなるのですから、
 反対は無限大だったでしょう。


・まかり間違えば、内乱に発展しかねない状況だったが、
 西郷は有無を言わせず断行する覚悟だった。
 廃藩置県によって士農工商を廃止し、
 有能な人士は誰でも登用できるような仕組みにしないと、
 維新の実は挙がらない(p133)


■こうした大きな決断を
 断行できる胆力とはなんなのか。


 それは、この人が言うのだから、
 仕方がないと思ってもらえるか、
 ということ。


 この人には付いていけないと、
 謀反する人を
 叩き潰す覚悟があるのかということ。


・英雄がそのときに処したとき、
 どういう胆力があったか、
 自分はどうであるかと較べ、
 自分が及ばないものを研究し、
 精神を奮い励ますべきである(p183)


■まだ、こうした境地には
 入れるレベルにないようです。


 徹底的に考え、
 正しいと信じた道を決断する。


 そうしたことができる
 人間になりたいものです。


 神渡さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・わかってはいるけれども、
 なかなか自分に厳しくできないのが人間だ。
 そのために天はその人を逆境に置き、
 試練を与えて、足腰を鍛えようとする。
 期待するものが大であればあるほど、
 試練は大きい(p19)


・西郷は真心の人だった。
 自分が真実であるかどうかをいつも問うていた。・・
 人ではない。
 自分がどうであったかなのだ(p252)


・西郷が言うように、「すべてを受け入れ、
 自分の誠が足りたかどうかだけを反省しよう」
 と心がけると、それが必然、必然、
 ベストだと思え、受け入れられるから、
 ものごとに動じなくなる(p45)


・国民が政治家の勤労ぶりを見て
 気の毒に思うようでなければ、
 良い政治は行われがたい。(p213)


・西郷は欧米を視察したわけではなかったが、
 日本せ接触した欧米人の傲慢な態度から、
 その華麗さは表面だけのものに過ぎず、
 その実、略奪文化であることを鋭く
 見抜いていたに違いない(p225)


・「着眼高ければ、理を見て岐(き)せず」
 (高いところに目標を置けば、
  ものの道理が見えてきて、
  心が迷うことはない)(p163)


・競争とは克己にあり、
 克己とは他者との競争ではなく、
 自分の弱さとの闘いである(p164)


西郷隆盛人間学
西郷隆盛人間学
posted with amazlet at 15.09.01
神渡 良平
致知出版社
売り上げランキング: 306,288

【私の評価】★★★★☆(83点)


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!

この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 

人気ブログランキングへ


■目次

第1章 私心を去る
第2章 志を立てる
第3章 歴史の真相
第4章 子弟の教育
第5章 政とは天道の実践なり


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ20.png
にほんブログ村



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

>月別(2002年7月~)