「心の休ませ方40のヒント」加藤 諦三
2015/05/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
■加藤先生のところには、
真面目に生きて、
疲れ切ってしまった人が
相談にやって来ます。
そうした人は、
真面目がゆえに、
疲れているのです。
それは
相手に合わせようとしているから。
あるいは、
理想の自分に合わせようとするから。
それが破綻するということは、
やはりどこかに無理があるという
ことなのでしょう。
・あなたは真面目に生きてきた。
しかし自分の憎しみの感情を吐き出すことはなかった。
心の底で思っていることを言わないことで
人は消耗する(p48)
■解決するための方法の一つは、
自分を変えることでしょう。
でも、これはなかなか
難しいし、時間もかかる。
もう一つの方法は、
環境を変える。
あなたは
もう十分に頑張ったのです。
それでもあなたを許さない人などと、
付き合う必要はないのです。
・自分をあざけった人に執着してはいけない。
あなたを軽く扱う人は「切れ!」。
軽く扱われたことにイライラすることはない。・・
自分をバカにする人などに執着しても、
そんな人が自分に
何をしてくれるというのであろうか(p77)
■人生には程度こそあれ、
こうした苦労はつきものだと
思いました。
だいたいは誰かが折れることで、
なんとか時間が過ぎていくのです。
時々、それに耐えられない人が、
表面化する。
その時は、チャンスだと思って、
環境を変えてください。
加藤さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人生の目的がないからイライラする・・
自分の人生の目的があって頑張ってきたなら、・・
たとえ失敗しても自分の人生を生きたという
充足感はある(p62)
・あなたは確かに必死になって努力してきたであろう。
しかしいったい「誰のために」努力してきたのか?
そこをもう一度考えてみることである(p89)
・自分の限界を受け入れることである・・
人間環境を変える準備をする機会である・・
中身が立派ではないのに、
立派なまねをしすぎた。
そして疲れちゃった(p67)
・生きることに疲れたあなたは今休んでいい・・
今あなたが静かに休むことで
あなたを蔑視する人がいれば、
その人はあなたが頑張っている時には
あなたから搾取した人である。
そんな人と関係が切れて良かったと思うのが
当たり前である(p72)
・頑張ることだけでは何も解決しない。
生きることに疲れたあなたに今必要なのは
努力でも頑張りでもなく、休むことであり、
この機会に生き方を変えることである。
あるいは人を見る目を変えることである(p130)
・憂うつになっている人は
「苦しいのね」「辛いのね」と
やさしく言ってくれる人を求めている(p60)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
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■目次
第1章 なぜ生きることに疲れるのか
第2章 休むことも生きること
第3章 生きるエネルギーをゆっくりためこもう
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