「「あなたを傷つける人」の心理」加藤 諦三
2014/08/24公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■最近48歳にして、
ドラえもんというのはよくできた
漫画だったんだな・・・
と思います。
この世の中は、極端に言うと、
ジャイアンのような人と、
のび太のような人で構成されているのです。
他人にはガンガン文句を言うのに、
自分が見すると笑ってごまかす。
ジャイアンは、
どうしてそんなことが
できるのでしょうか。
・人には、人を殺すタイプと
自殺するタイプとがいる(p3)
■この本ではこのようなジャイアンの
ような人を「きずな喪失症候群」と
表現しています。
わかりにくい定義ですが、
あなたの周りにもいるはずです。
やたら自信満々で、口はうまいのに、
実際には実務はからきしだめ。
不満があると大声で文句を言う。
人の失敗はネチネチ指摘する。
自分が失敗すると笑ってごまかす。
自分の自尊心を維持するために、
周りの人に気をつかわせる。
自尊心を維持するための獲物を探して
生きている人間なのです。
・きずな喪失症候群の人を喜ばせようとすると、
・・あなたはいよいよ相手から軽蔑され、
いよいよ奴隷扱いされる。だから、
きずは喪失症候群の人を、
決して喜ばそうとしてはいけない(p73)
■私はどちらかといえば、
「きずな喪失症候群」の反対の
「燃えつき症候群」に属するようです。
したがって、
私をバカにするような人がいた場合、
相手に合わせてはいけない。
徹底的に戦わなくてならないのです。
最近、そのことが
身に染みて分かることがありました。
こうした人がいることを自覚し、
覚悟を持って生きたいと思います。
加藤さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・きずな喪失症候群の人は、
仲間と一緒に登った山で遭難したときに
「お前が悪い」と仲間を責める人である(p8)
・「成功への秘訣はわからないが、
失敗への秘訣はわかる、それは
すべての人を喜ばせようとすることである」
という格言は、心に銘記すべき格言である(p85)
・あなたが毅然とした態度をとることで、
相手は気がつくのである。
この人はもう自分の食い物にはならない、
と相手は諦める(p132)
・きずな喪失症候群の人の次の特徴は、
厚かましさである・・・
嘘つきで、怠け者である。
燃えつきる人が正直で努力家なのと
正反対である(p155)
・とにかく言葉が綺麗で、ずるくて厚かましいのが、
きずな喪失症候群である。・・・
そしてこのきずな喪失症候群は、
逆に自分がやられたときにはすごい。
相手を責め苛んで許さない。(p175)
・生きることが辛いか、楽しいかは、
その人がどのような人に囲まれているかによって
決まることが大きい(p11)
・具体的に実際に何かをしてくれた人が
誠意のある人なのである。
偉そうなことだけ言って、
具体的に何かをしてくれない人は、
ペテン師である(p79)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■目次
第1章 人間関係は、幸せの源でも不幸の源でもある
第2章 自分のある人は、ずるい人から狙われない
第3章 人を見抜く能力を鍛えよう
第4章 親しさは、時間と努力の積み重ねから生まれる
第5章 「心」をもたない人からは逃げなさい
第6章 「母なるもの」が、人間関係の基礎を作る
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