「ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ 」ロバート・スティーヴン・カプラン
2014/11/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
ハーバード・ビジネススクールのカプラン教授は、メンターでありコーチでもある存在です。著者は多くのアメリカ人学生、ビジネスマンの悩みを聞いてきました。
アメリカでも、成功とは何なのか、自分は何がしたいのか、悩んでいる人が多いとわかります。
・私が話した多くの人は、物質的な成功やすばらしい肩書きを手に入れたにもかかわらず、むなしいと訴えます(p30)
そして、仕事をしていくなかで、完璧な人間はいませんので、必ず悩みがある。 弱点があれば、他の人に補ってもらえばいいのですが、それには良い人間関係が必要です。
分からない点は、上司や同僚に相談して、協力してもらう必要がある。それができないと、選択肢は転職だけになってしまいます。著者も強みをあまり持たない人を多く見てきたという。
アメリカではその職場で出世できないとわかると、安易に転職する人が多いのでは?と感じました。
・これまでに私は、自分の業務に関わる強みが一つか二つ程度しかなく、弱点をたくさん抱えている人と何度も仕事をしました。(p72)
文化的な差があると感じましたが、
・弱点は補ってもらう。
・相談したり、自己開示で人間関係を深める。
といった基本は同じだと思いました。
カプランさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・夢を追いなさいと、いつも私を励ましてくれた両親に。(p1)
・あなたにとって成功とは?ノートに書いてみましょう。(p42)
・借りにあなたにありあまるほどのお金があるとしたら、どんな仕事やキャリアを追い求めると思いますか?(p92)
・実績を上げるのに絶対不可欠なタスクを三つ考えてください。・・・勤務時間のうち少なくとも70%はこれらの重要なタスクに集中できるよう、計画を練りましょう(p155)
・人間関係力を鍛える演習・・・
ステップ1 あなたの基本情報で、相手が知らないことを紙に書きます
ステップ2 書いた紙をお互いに見せ合います。
ステップ3 ・・質問を一つ書きます。
ステップ4 ・・答えてもらいます
ステップ5 ・・悩みを一つ書きます・・
ステップ6 ・・その問題をどうしたらいいか、相談します(p211)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
まえがき――あなたの潜在能力を引き出すために
第1章 あなたが生まれもった使命
――はじめの一歩
第2章 自分の長所と短所を知ろう
――自分の能力は自分で伸ばす
第3章 あなた本当にやりたいこと
――夢をみよう
第4章 自分を理解しよう
――心の声の影響力について
第5章 チャンスを活かす方法
――仕事力とキャリアマネージメント
第6章 〈優秀な人〉と〈一流の人〉の違い
――品格とリーダーシップ
第7章 人間関係の重要性
――すべてを一人でやることはできない
第8章 なりたい自分に近づくために
――それぞれの道を歩む
著者経歴
スティーヴン・カプラン(Robert Steven Kaplan)・・・ハーバード・ビジネススクール教授、上級副学部長。ゴールドマン・サックスのシニア・ディレクター。カンザス州出身。カンザス大学で学士号を、ハーバード・ビジネススクールでMBA を取得した。専門は経営実務。2005 年にハーバードで教鞭を執りはじめる前は、ゴールドマン・サックスでグローバル投資銀行部門の共同部長、コーポレート・ファイナンス部部長、アジア太平洋投資銀行部門(拠点は東京)部長。副会長としてグローバル投資銀行部門と投資運用部門の監督責任を担った。1990 年にゴールドマン・サックスのパートナー(共同経営者)。プロジェクトALS会長、TEAK フェローシップ初代共同会長、フォード財団理事などを務めている。また、米大手金融機関ステート・ストリートの取締役、グーグルの投資顧問委員会委員長を務める他、数多くの企業に顧問として携わっている。
ハーバードの関連書籍
「ハーバードの人生を変える授業」タル・ベン・シャハー
「ハーバード日本史教室」佐藤 智恵
「ハーバード白熱日本史教室」北川 智子
「新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすか」R. フィッシャー、D. シャピロ
「最新ハーバード流 3D交渉術」デービッド・A・ラックス、ジェームズ・K・セベニウス
「ハーバード式 最高の記憶術」川﨑 康彦
「ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ 」ロバート・スティーヴン・カプラン
「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上・下)」マイケル・サンデル
「ハーバード流宴会術」児玉 教仁
「ハーバードからの贈り物」デイジー・ウェイドマン
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