「ハーバードの人生を変える授業」タル・ベン・シャハー
2019/03/05公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
■米国ハーバード大学で「ポジティブ心理学」を
教える著者が、授業の中で行っている
ワークを集めた一冊です。
授業で教える理論を
実際に考えてみたり、
実際にやってみるのです。
ハーバードでは1学期あたり
1400名(全学生の2割)が
受講するという。
・「ちょっとしたことでもいいので、毎日、感謝できることを5つ書いてもらう」という実験をしました・・・感謝をしていた人々はよく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、身体的な不調も減ったのです(p11)
■内容については成功哲学系の
書籍にある内容となっています。
自分を知るワーク。
自己重要感を高めるワーク。
習慣化のワークなどです。
すべてが効果的ではないでしょうが、
やってみることで
自分にとって効果的なワークが
見えてくることでしょう。
・あなたは、いま110歳です・・・あなたは過去にもどり、若く経験不足の自分自身と15分間過ごすことになりました。あなたは、若いあなた自身に何を伝えますか(p232)
■大学だと心理学に分類されるのですね。
日本の教育では欠けている
ジャンルだと思いました。
これで大学の授業になるのなら、
私も大学で教えることができるかもしれない。
シャハーさん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「大事な2割」を知る・・・あなたにとって最も意義深く、美しいこと、あなたを最高に幸せにしてくれることのリストをつくってください。たとえば、家族との時間、運動、音楽を聴く、世界規模の人権擁護活動に参加する・・(p65)
・カップルの関係を長続きさせるためには、特別な行事や高価なプレゼントに頼るのではなく、お互いに毎日最低3つの「ちょっとした幸せのプレゼント」をすればいい・・情熱的なキス、クスッと笑えるような思いやりのある電子メール、「愛してる」の一言(p111)
・「誰にも知られることはない」という魔法・・・あなたは誰にも感謝されないし、仕事も評価されないし、どんなにすばらしい生き方をしてもほめてはもらえないし、どんなに裕福でも気がついてもらえません・・・このような世界であなたは一体、何をしますか(p157)
・人間が本当に必要としているのは不安のない状態ではなく、価値ある目標のために努力することである。人間に必要なのは何としてでも不安を取り除くことではなく、意義の達成に使命を感じることである(精神科医ヴィクトール・フランクル)(p37)
・西洋人は「自信をもつことこそが大事だ」と言いながら、多くの人が自分を愛することができずに、自己嫌悪に悩まされている(p133)
・変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れること(p14)
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
▼引用は下記の書籍からです。
大和書房
売り上げランキング: 6,924
【私の評価】★★★☆☆(76点)
目次
感謝する
習慣化する
運動をする
仕事への考え方を変える
意義を見いだす
思いやりの心をもつ
困難から学ぶ
すべてをシンプルにする
プロセスを楽しむ
理解し、理解される
著者経歴
タル・ベン・シャハー・・・ハーバード大学でもっとも人気のある講師。「肯定心理学」「指導心理学」を教える。スカッシュの全米学生チャンピオン、全イスラエル・チャンピオン。
ハーバードの関連書籍
「ハーバードの人生を変える授業」タル・ベン・シャハー
「ハーバード日本史教室」佐藤 智恵
「ハーバード白熱日本史教室」北川 智子
「新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすか」R. フィッシャー、D. シャピロ
「最新ハーバード流 3D交渉術」デービッド・A・ラックス、ジェームズ・K・セベニウス
「ハーバード式 最高の記憶術」川﨑 康彦
「ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ 」ロバート・スティーヴン・カプラン
「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上・下)」マイケル・サンデル
「ハーバード流宴会術」児玉 教仁
「ハーバードからの贈り物」デイジー・ウェイドマン