「新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすか」R. フィッシャー、D. シャピロ
2011/06/27公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(75点)
要約と感想レビュー
■ハーバード流とはどんなものなのだろう,
と思って読み進めると、
非常に日本的な交渉術であることがわかりました。
相手を理解する
関係を良くする
事前に相談する
面子を立てる
これらは日本の会社でも
多くの労力を使って
配慮している点だと思います。
・決める前につねに相談しよう(p121)
■逆に考えると、
日本人にとって当たり前の交渉術ですが、
欧米人にとっては
これがハーバード流なのかもしれません。
欧米ではこうした根回しが
当たり前ではないからこそ、
この本が出版されたのかもしれません。
・「相手の価値を理解する」(p46)
■交渉術とは、わかっていても
実際の現場で使えるかどうかは難しいもの。
それでも、仕事は交渉だらけですから、
こうした本を読みながら、
技術を上げていく必要があるのでしょう。
講談社さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・感情を無視するのはひじょうに危険である(p30)
・「よい質問」のリストを作成しよう・・・「あなたがどのようにこの問題を見ているか、理解したいので教えてください」「今日話し合った議題の中で、もっとも重要だと思うのはどれですか?」(p69)
・ベンジャミン・フランクリンは、頼み事をするのは二人の間につながりを作るのに一役買うと書いている。本を借りるなど、簡単な頼み事をしよう(p87)
・上司に無理やり感謝させることはできないが、まずは自分が感謝の気持ちを持つことで、そのモデルとなることができる(p195)
・ネガティブな感情に対し事前プランを用意しよう・・・「この問題は自分にとってどれほど重要なのか」を自問してみるのも、気持ちを落ち着かせるよい方法の一つだ。(p212)
▼引用は下記の書籍からです。
講談社
売り上げランキング: 99830
【私の評価】★★★☆☆(75点)
ハーバードの関連書籍
「ハーバードの人生を変える授業」タル・ベン・シャハー
「ハーバード日本史教室」佐藤 智恵
「ハーバード白熱日本史教室」北川 智子
「新ハーバード流交渉術 論理と感情をどう生かすか」R. フィッシャー、D. シャピロ
「最新ハーバード流 3D交渉術」デービッド・A・ラックス、ジェームズ・K・セベニウス
「ハーバード式 最高の記憶術」川﨑 康彦
「ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ 」ロバート・スティーヴン・カプラン
「ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業(上・下)」マイケル・サンデル
「ハーバード流宴会術」児玉 教仁
「ハーバードからの贈り物」デイジー・ウェイドマン
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする