人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「まんがと図解でわかる7つの習慣」スティーブン・R・コヴィ

2019/03/04公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

まんがと図解でわかる7つの習慣 (宝島SUGOI文庫)


【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

 あの有名な「7つの習慣」に、まんがと図解をプラスした一冊です。7つの習慣は何かと言えば、「主体性を発揮する」「目的を持って始める」「重要事項を優先する」「WinWinを考える」「理解してから理解される」「相乗効果を発揮する」「刃を研ぐ」です。前3つが個人に関係するもので、次の3つが人間関係に関するもの。最後が自己啓発です。


 「7つの習慣」では、パラダイムを変えることを目標としています。パラダイムとは、何かといえば物事の見方・考え方です。例えば、「こんな小さな仕事は自分に相応しくない」などと思っている人が、「どんな小さな仕事でも、誠実にやり遂げれば認めてもらえる」と考えるようになったら、パラダイムが変わったということなのです。


・肉体、精神、知性、社会・情緒の4つの面でバランスよく「刃を研ぐ」必要がある(p219)


 7つの習慣の真骨頂は、主体的であるということでしょう。自らの人生の大切なものを考え、それを自分の習慣、行動に落とし込んでいく。それを繰り返すことで、考え方を変え、行動を変え、結果して人格を成長させるのです。そこには成長があるのであり、自己否定はないのです。


 そして7つの習慣では、問題が外にあるよりも「自分に問題はなかっただろうか」と考えます。何でも周囲のせいにする人は、自分の力では世の中は変わらないと考えているのでしょう。本質は、自分の行動を変えることで、世界は変わってくるのです。表面的な問題解決よりも、本質的な自分の人格に問題がないのか考えるのです。


・人生のリーダーシップをとる・・・リーダーシップとは、目的を考え、そこに到達するために「何をすべきか」を検討して人や自分を導くこと(p109)


 7つの習慣は、なぜ必要か、何をするかという「知識」、どのようにするかという「スキル」、習慣にしたい、という思いの「やる気」を導いてくれるものです。とっつきやすいという点では、ありがたい一冊だと思いました。


 ただ、「7つの習慣」自体は読みにくい、理解しにくいところもありますので、まずこの程度の本から入ってもよいのではないでしょうか。良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・誠実さを高めるために、自分との小さな約束を果たすことを繰り返そう(p107)


・重要事項を優先して行う(p125)


・目標を具体的にスケジュール化する・・・
 1 役割を定義
 2 目標を設定
 3 スケジュールを立てる(p134)


・「理解してから理解される」。理解してもらう前に、まずは相手を理解せよ、ということだ(p168)


・人は誰しもボイスを持っている。生きる使命を見直し、自分のボイスに気づこう(p238)


まんがと図解でわかる7つの習慣 (宝島SUGOI文庫)
まんがと図解でわかる7つの習慣 (宝島SUGOI文庫)
posted with Amazonアソシエイト at 19.03.03

宝島社 (2013-01-10)
売り上げランキング: 30,597


【私の評価】★★★★☆(85点)


目次

「7つの習慣」で人生は変わる! ―信頼され、結果を出す人の法則―
[まんが INTRODUCTION] まんがでわかる「スティーブン・R・コヴィー」―スティーブン・R・コヴィーってどんな人?
[Column1] あなたに足りない「習慣」を見つけよう これからの人生の成功確率は?
CHAPTER1 見方を変えれば「問題」も変わる―「7つの習慣」を始める前に理解しておくこと―
CHAPTER2 自分で考え、行動する本当の"大人"になる―自立を手に入れる第1、第2、第3の習慣―
CHAPTER3 仲間と手を取り合い大きな成果を出す―共同作業で成功する第4、第5、第6の習慣―
CHAPTER4 日々、自分の器を大きく育てる―6つの習慣の下地を作る第7の習慣―
CHAPTER5 人生の意味を知り生き方を見出す―自分の真の価値が見つかる第8の習慣―



著者経歴

 スティーブン・R・コヴィ(Stephen R. Covey)・・・フランクリン・コヴィー社の共同創設者。ユタ州立大学商経学部終身教授、リーダーシップ学において同大学の名誉職ジョン・M・ハンツマン・プレジデンシャル・チェアに就く。2012年7月、79年の生涯を閉じた


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png

人気ブログランキングへ


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本



同じカテゴリーの書籍: