「7つの習慣 最優先事項―「人生の選択」と時間の原則」スティーブン・コヴィ他
2006/04/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
要約と感想レビュー
人生の最後のゴールを考える
だれでもそうでしょうが、充実した人生を送るということは、なかなか難しいものです。会社で与えられた仕事に取り組むなかで、素晴らしい成果と満足感を持つこともあるでしょう。しかし、普通は仕事に忙殺されて、体調を悪くしたり、家庭とのバランスが崩れたりするのが普通です。
ですから、ある程度成果を残している人は、どうすれば自分の人生のバランスを取り戻し、充実した人生を遅れるのかを知っているのです。そして、自分の人生をより充実させるには、ということを考えているはずです。そのためには、人生の最後のゴールを考えるべきなのです。
死の床で、どれくらいの人が、「人生をもっと仕事場で過ごせばよかった」と思うだろうか(p41)
優先事項を作る
私の場合は「7つの習慣」を読んでから、生活のバランスを取り戻すことができました。優先事項という考え方を知り、自分の役割について、何を優先するのか「原則」を作ったのです。
私は、だれでも、自分の価値観、原則について考える時間を持つことが必要だと考えています。つまり、自分自身を知るということです。いいかえれば、自分にとって大切なものを知り、大切なことに取り組むきっかけを持つということです。
無意識に小事に取り組んでいるのは、意識的に大事に取り組まないのと同じことである。(p51)
優先事項を作る
内容としては「7つの習慣」とだぶるものです。「7つの習慣」が理論編と考えれば、この本は事例集でしょうか。
多くの事例も含まれており、「私にとって優先順位はなに?」と再考と促す一冊ということで、★5つとしました。
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この本で私が共感した名言
・意義ある人生は、スピードや効率の問題ではない(p14)
・自らが偉大と認める目的のために働くこと、これこそ人生の真の喜びである。(p81)
・収穫を得るためには、何日もの間、土を耕し、水をやり、定期的に雑草を取らなければならないのである。(p130)
・「問題は自分以外のところにある」と考えるならば、その考え方こそが問題である。(p389)
【私の評価】★★★★★(91点)
目次
第一部:時計と羅針盤(コンパス)
第一章:死の床で、どれくらいの人が、「人生をもっと仕事場で過ごせればよかった」と思うだろうか
第二章:緊急中毒
第三章:生きること、愛すること、学ぶこと、そして貢献すること
第二部:最優先しなければならない重要事項を探る
第四章:第二領域時間管理―重要事項を優先する方法とは
第五章:ビジョンが発するエネルギー
第六章:役割と役割の間のバランス
第七章:目標のパワー
第八章:週単位の視野
第九章:「選択の瞬間」における誠実さ
第十章:人生から学ぶこと
第三部:相互依存の相乗効果
第十一章:相互依存の現実
第十二章:ほかの人と一緒に重要事項を優先する
第十三章:インサイド・アウトからのエンパワーメント
第四部:原則中心の生き方における"力と安らぎ"
著者経歴
スティーブン・コヴィ・・・フランクリン・コヴィー副会長。1500万部を超えるベストセラー「7つの習慣」の著者。リーダーシップ能力開発の権威。
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