「あたりまえだけどなかなかできない 働く男子(ひと)のルール」岸 英光

【私の評価】★★★★☆（86点）

要約と感想レビュー

人は成功を恐れている

エグゼブティブ・コーチの岸さんの一冊です。人は成功したいと思っていても、実は成功を恐れている・・・といった深いお話を聞くことができます。つまり、今の自分を維持しようとする自分がいるということです。

そうした自分の殻を破るためには、著者のお勧めは「合って」いなくても、「向いて」いなくても、やりたいことを選んでみるということです。やってみて合っていないなら、そこにギャップがあり、伸びしろになるのです。

つまり「自分の軸に合っているか」という質問にYESなら片っ端から引き受けるのです。NOなら、どんなにお金になりそうでも大きな仕事でも引き受けないようにしてみましょう。

自分に「許可」の魔術をかけよう（p28）

やると決めたことを朝一番にやる

人には色々な感情があって、不安で行動できない人もいます。成功しそうになると、金縛りにあったようになる人もいます。そこを越えられるのか、ということです。そのためには、自分に成功する許可を与える必要があるのです。自分の無限の可能性を割り引いて考えないようにしましょう。あなたに必要な人に会いに行きましょう、ということです。

その先にあるのは、「できてもいい、できなくてもいい」という悟りの世界です。だから、毎日、やると決めたことを朝一番にやって、達成から1日を始めてみましょう。やったら、あとはどうなってもいいではないですか。

できてもいい、できなくてもいい、そして、できるようにやってみる（p28）

すべてを手放したところに成功がある

芸能人でも、ブレイクした人は、自然に芸ができています。そうしたすべてを手放したところに、それが当り前と受け入れた自分があるのでしょう。自分と自分の心は、いつになっても難しいなあと感じました。

ちょっとした考え方で、一歩が踏み出せるのだとかんじました。岸さん、良い本をありがとうございました。

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この本で私が共感した名言

・行き詰ったら、自分の好きな誰か、尊敬する誰かだったらどうするか？」と考えてみて欲しい（p43）

・「あなたが絶対ならない、やらない、自分の人生にあり得ない、関係のない職業」を・・ぱっぱっぱっと3つ書いてみて欲しいんだ・・・意外と本音や隠された欲求が見えるものなんだ（p60）

【私の評価】★★★★☆（86点）

目次

1章 夢が見つからない人へ
2章 男は強くなきゃいけないのか
3章 働く男子のキャリアのルール
4章 働く男子の仕事のルール
5章 働く男子の時間のルール
6章 働く男子の出会いと人脈のルール
7章 働く男子の人間関係のルール
8章 働く男子の自分磨きのルール
9章 働く男子のお金のルール
10章 働く男子の大切な人とのルール

著者経歴

岸英光（きし　ひでみつ）・・・東京都出身。岸事務所代表。コミュニケーショントレーニングネットワーク統括責任者。1985年より帝人株式会社にてマーケティング 企画・技術開発・営業・システムなどを手がける。その後、独立して、人間関係や能力開発に関する様々な分野のセミナー・講演・研修・執筆等を展開。数多くの企業で顧問（コーチ）として活動すると同時に、学校現場での講演、一般参加者対象の連続講座など、精力的に活躍中（全国で年300回以上）。「コーチング」、「パラダイムシフト」の第一人者。

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