人生を変えるほど感動する本を紹介するサイトです
本ナビ > 書評一覧 >

「悩んでばかりの自分から抜け出す方法」岸英光

2014/04/25公開 更新
本のソムリエ
本のソムリエ メルマガ登録[PR]

悩んでばかりの自分から抜け出す方法


【私の評価】★★★★☆(86点)


要約と感想レビュー

不安はあって当然

プロコーチが教える不安への対処法です。世の中には、不安から新しいことに挑戦できない人がいます。大勢の人の前で、緊張しすぎて失敗する人もいます。こうした不安にプロコーチは、どう対処するのでしょうか。


岸さんが教えるのは、不安というものは、あって当然ということです。新しいことに挑戦しているのだから、不安なのは当然だ。不安だから、しっかり事前に準備しよう。(準備してきた)準備はできた。怖いけど、さあ、行こうか、という感じです。


つまり、不安や恐怖と向き合ってそれを「はねのける」のではなく、「まず受け止める」ということです。受け止めて、自分のできることをやり切るのです。もし、やり切ったとしたら失敗しても落ち込む必要はありません。なぜ、できなかったんだ」と落ち込む必要はなく、「次、どうしようか」と自分にできることを改善するのです。改善すれば、次にはもっとよくなる可能性があるということです。


多くの人が、不安や心配を感じます・・・実際に私も講演の前は、「あ、今日も不安があるな」、「緊張してるな」、「よし、行こう」という感じで、演壇に向っています(p159)

不安との付き合い方

著者が不安になっているクライアントと話すときは、「ああ、怖いんだあ。そうねえ・・でも、それだけ?」と聞いてあげるという。もし、クライアントが「うん、それだけ!」と答えたら、「そう。でも大丈夫よ、怖いだけだから!」と言ってあげるという。


また、不安で動けないクライアントには、その不安に「不安くん」と名づけて目の前の椅子に座らせ、クライアントの言い分を全部受け取ってもらってください、と言うという。つまり、不安の存在をイメージ化して、不安をなくするのではなく、不安と対話するのです。


不安に支配されるのではなく、不安を「自分で持っていく」(p158)

自分のできることをやり切る

だから「不安になったら、まず、人に話す」ということが大事なのでしょう。人に話すことで、「あれもできるよ、これもできるよ、こんなのもあるんじゃないの」と、様々な可能性を開いてくれるのです。不安は神様からのメッセージです。「準備しておくべきことが、まだあるよ」ということです。


不安に対しては、徹底的に準備すること。「ここまでやったんだから、できてもできなくてもオレは満足だ」これくらい準備できれば、失敗することはないでしょう。岸さん、良い本をありがとうございました。


無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信)
3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。

この本で私が共感した名言

・「してもいいし、しなくてもいい」と考える(p105)


・実は本当に困るのは、準備しなくても、よい結果が出た場合です(p80)


悩んでばかりの自分から抜け出す方法
悩んでばかりの自分から抜け出す方法
posted with Amazonアソシエイト at 14.04.24
岸英光
日本実業出版社
売り上げランキング: 38,137


【私の評価】★★★★☆(86点)


目次

第1章 不安はなぜ生まれるのか?
第2章 不安からのメッセージの受け取り方
第3章 不安や心配をムダに大きくしないコツ
第4章 「不安」のブレーキの外し方
第5章 不安になったとき心を鎮める方法
第6章 不安を前進に変える3つの力



著者経歴

岸英光(きし ひでみつ)・・・東京都出身。岸事務所代表。コミュニケーショントレーニングネットワーク統括責任者。1985年より帝人株式会社にてマーケティング 企画・技術開発・営業・システムなどを手がける。その後、独立して、人間関係や能力開発に関する様々な分野のセミナー・講演・研修・執筆等を展開。数多くの企業で顧問(コーチ)として活動すると同時に、学校現場での講演、一般参加者対象の連続講座など、精力的に活躍中(全国で年300回以上)。「コーチング」、「パラダイムシフト」の第一人者。


この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
人気ブログランキングに投票する
人気ブログランキングへblogrankings.png


楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!

<< 前の記事 | 次の記事 >>

この記事が気に入ったらいいね!

この記事が気に入ったらシェアをお願いします

この著者の本


コメントする


同じカテゴリーの書籍: