「プロコーチのエンパワーメントコミュニケーションの技術」岸 英光

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プロコーチの エンパワーメント・コミュニケーションの技術 (スーパーラーニング)

【私の評価】★★★☆☆(78点)


■プロコーチの心理テクニック集です。


 前半は、相手の気持ちを受け取る手法。


 後半は一歩進んで、
 「できない」を「できる」に変換させる技術です。


 まず、基本として、
 コミュニケーション技術としては、
 相手をそのまま受け取るということを学びましょう。


・「先生、ぼくはもう死にたいんです」(少年)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・(長い間)
 「何もしたくないんです」(再び少年)
 「ふうん。そうなんだ」(カール・ロジャース氏)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・(長い間)(p36)


■人は話していても、
 本当のことを話していない場合があります。


 例えば、部下が遅刻して怒っている上司は、
 本当は部下が遅刻することで自分の評価が下がるのを
 恐れているのかもしれない。


 夜遅く帰ってきた子どもを起こる親は、
 子どものことが心配なのかもしれないのです。


 話す側のレベルが高くない場合は、
 それを指摘しても反発するだけですから、
 やはり話を受け取ってあげる必要があります。


 一度、受け取ってあげて、
 「心配してくれてありがとうございます」とでも
 言ってあげればいいのです。


言葉の背景の「あり方」を聴く・・・
 たとえば部下が、「こんなことはできません」と言ったとき、
 本当にできそうもないからそう言っているのか、
 反抗したいために言っているのか・・(p128)


■後半の「できない」を「できる」にする技術は、
 自分の枠を取り払う技術ですね。


 いかに今の自分の安心できる範囲を
 拡大していくのか。


 それは仕組みであり、論理的な考え方。


 心の枠をはずすのは難しいのですが、
 そうした枠があることを知るだけで、
 枠を超える一歩になるのだと感じました。


 岸さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・腹を立てて怒鳴り散らすのは感情の表現ですが、
 「俺は今、腹が立っている。このことを、本当に
 お前にわかってほしいんだ」という場合は自己表現です(p56)


・コミュニケーションでは、「ただ受け取ること」が 
 非常に大きな意味をもっています。
 ただ受け取ってあげることで、
 だんだんと人は本音が言えるようになるのです(p90)


・たとえば、自分ばかりが話し続けていると、
 「本当は皆、私の話など聞きたくないのではないか?
 退屈し切って、イヤイヤ聞いているのではないか」
 という感情に襲われる人は、「そう感じているのは
 自分だけであって、実際のところはわからないのだ」と、
 まず自身の感情を疑ってみてください。そして、話し相手に
 「私の話ってつまらないかな」と訊いてみましょう(p120)


・「部長は笑われるかもしれませんが~」
 「変に思うかもしれないけど~」
 「こんなことを言うと、君は傷つくかもしれないけど~」
 と言えば、相手の傷つき方はずいぶん少なくなります(p88)


・私はあなたにきついことを言うかもしれない。
 あなたも必要を感じたら、きついと思うことでも
 私に言ってほしい。そんなふうにきついことを言い合っても、
 それはお互いの成長のためだ。その結果、
 関係を壊すことは絶対にしないことを約束しよう(p102)


・「なぜやらないんだ?」・・・
 あなたが上司であったり、子どもの親であったりする場合、
 「なぜ?」でなく、「何があったんだ?」と
 訊かなければなりません(p144)


・「プラダのバッグが欲しい」と言う女性がいたとします・・
 この女性が欲しいのは、本当にプラダのバッグなのでしょうか。
 それともプラダのバッグをもって
 生き生きしている自分が欲しいのでしょうか(p165)


・「反省はするな。反省は役に立たない
 私がコーチングの師に、言われた言葉です。
 必要なのは反省することではなく、
 何が機能し、何が機能しなかったのか、
 その両方を見て、機能したことを継続し、
 機能しなかったことをやめることです(p202)


・はじめてのことをやる場合には、
 まず「できない」のを前提にやってみることです。
 転ぶのは当たり前だと思って転ぶ瞬間の感覚を味わい、 
 バランス感覚を学んでいきます(p207)


【私の評価】★★★☆☆(78点)

■目次

第1章 コミュニケーションとは自分と相手を触発するも
第2章 コミュニケーション・パワーが多くのことを可能にする
第3章 必ず結果を生み出すコミュニケーションの技術
第4章 相手のことを理解するための一歩進んだ「聴く技術」
第5章 「できない」を「する」に変えるコミュニケーション


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