「関西人には、ご用心!」山本 健治
2014/04/18公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■青森県出身の東北人としては、
関西人は外国人に近いものがあります。
言葉が違ううえに、
性格がだいぶ違います。
ボケとツッコミを子どもの頃から練習している関西人と、
寡黙な東北人では、なかなか合わないというのが
実情ではないでしょうか。
・止まっている年寄りなどがいると、
「くそ忙しい時間にヒマなジジやババが地下鉄なんか乗るな、
それも無料乗車券のくせに」と叫ぶサラリーマンもいる。
ジジ、ババも負けてはいない。「うるさい。どうせおまえらも
年寄りになるんじゃ。急いだところで、出世せんぞ。
出世しとるやつは、こんな時間に満員電車に乗っとらんぞ」
と言い返している(p50)
■この本では、前半は関西人の一般的な特性。
後半は県ごとの県民性を説明しています。
やはり関西人は、厚かましく、自己中心的。
欲を丸だしで、顔の皮が厚い。
悪事を行っても、どうどうとしているし、
復活できる。
決してめげない合理主義者であり、
笑いには人一倍厳しいのです。
・女子アナやレポーターも、「私、美人でしょ」
みたいなふりをしていると嫌われてしまう。
関西では、少々ブサイクでもいいから、
「しゃべくり」さえおもしろければいいのである(p39)
■笑いのネタを中心にまとめると、
もっと笑えるのになあ、と感じました。
山本さん、
良い本をありがとうございました。
─────────────────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・大阪人はストレートである・・
男が女にアタックするときでも、前段抜きでストレートである。
最初の言葉は「オレとつきおうてくれへんけ」、
ひどいやつになると「ホテルいかへんけ」である(p79)
・大阪の人間は強制わいせつの知事を選んでしまった
前歴もあるし、いままたコスプレ市長を選んでいるから、
「不倫の一回や二回、隠し子の一人や二人、男の甲斐性じゃ。
いちいち問題にしていたらキリがない」のである(p44)
・大阪及び関西人において使われる「アホ」は、「愚鈍・痴呆」
などといったきついニュアンスはない。実に軽い日常語である。
・・・ほかの地方の人は「アホ呼ばわり」されることに
慣れていないため、「アホ」と言われると
ほんとうにバカ者扱いされたように怒ってしまう(p56)
【私の評価】★★☆☆☆(66点)
■目次
第1章 関西は日本の戯画である
第2章 関西人のテレビの見方は特異である
第3章 関西人の下ゴコロはストレートである
第4章 ところで、関西人って何?
第5章 やっぱり、一筋縄ではいかない関西人
エピローグ 被差別部落・在日問題は関西のチカラだ!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
読んでいただきありがとうございました!
コメントする