「日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた」武田 邦彦

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日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■ぶっちゃけトークの武田 邦彦さんの一冊。


 極論が多いのですが、
 大切な論点に注目させる手法とすれば 
 許せてしまう。


 「アメリカには「固有の領土」などない。」
 などと言われると一瞬、ビクっとしてしまいます。


 確かに歴史を遡れば、
 固有の領土などありえないのです。


・アメリカには「固有の領土」などない。
 それはアメリカばかりでは無く、
 ロシアもウラス山脈より東はすべて黄色人種の国で、
 それを力で強奪したに過ぎない。
 中国も、満州、内モンゴル、新疆ウイグル、チベットは
 全部、支那(本来の中国)ではない。(p22)


石油は枯渇しない・・

 戦争は負けた方がいい・・

 自然エネルギーは自然に優しくない・・・

 と続きますが、私が注目したのは、
 「財政赤字は犯罪だ」という点。


 確かに、日本で許されているのは建設国債だけ。
 赤字国債は許されていないのです。

 1965年に赤字国債が発行され、
 毎年度財政法の特例法が国会で議決されています。


・もともと財政を収入の分だけしか使えないのだから、
 政府が赤字を出すというのは「犯罪」だ。(p48)


■話のネタには面白いと思いました。


 物事を一歩勉強してみる
 きっかけになると思います。


 武田さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「尖閣諸島は日本固有の領土だから、日米安保条約で
 日本を守ってくれ」と頼んだが、とんでもないことだ・・・
 日本が尖閣諸島を領有した年(1985年)より、3年後に
 領有したハワイを手放さなければならないからだ(p23)


・ひと口に「国」と言うけれど、日本のように
 2000年も同じ所に同じ民族が同じトップ(天皇)をいただいて
 「○○国」と名乗っているところなど世界にない(p15)


・戦いに敗れた日本とドイツが繁栄し、
 戦いに勝ったイギリスやソ連が衰退したのはなぜだろうか?・・・
 古い社会、古い人間が社会に残っていること(p40)


・「政府の勧めに従って」、貯金をした。
 その合計はすでに1000兆円に及ぶ。
 一方、政府は「国民からお金を巻き上げて、
 関係先に配り、そこに天下りする
」という作戦(p58)


・当時の年金課長は次のように言っている。
 「どうせ年金で集めたお金は無くなる。その時には
 『年金が払えないから社会保障費を増やすために増税する』
 と言えばよい」(p61)


・自然エネルギーは自然に優しくない・・・エジプトの
 ナイル川上流のアスワンダム、アスワンハイダムのために、
 あの広大で6000年の歴史を持つナイル河畔は
 海の塩によってすっかり荒れてしまった(p159)


日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた
武田 邦彦
ぶんか社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)


■目次

第1章 国際社会に白黒つけてみた
第2章 日本経済に白黒つけてみた
第3章 健康問題に白黒つけてみた
第4章 人間社会に白黒つけてみた
第5章 男女問題に白黒つけてみた
第6章 環境問題に白黒つけてみた


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