「管理職がしなければならない50のこと」中谷 彰宏
2014/02/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■上司の役割とは、
やはり仕事を変えていくことでしょう。
仕事をやっている部下の立場では、
なかなか思い切った提言を言いにくいものです。
たとえば、新しい仕事を提言したら、
自分が忙しくなってしまうと思えば、
提言しようと思ってもなかなかできないでしょう。
・上司は部下よりも過激な考え方を
持っていないとダメです(p135)
■部下もバカではありませんから、
自分に有利な発言をします。
理屈の通った、
自分が楽になることを言う。
「これは会社の方針が決まっていませんから、
いま検討しても無駄になる可能性が高い。
だから様子をみましょう(=何もしない)」
確かに理屈は通っているのですが、
会社の方針が決まっていないからこそ、
私たちの考えを提言していくべきではないのか。
そんな無駄なことはしないのが
頭の良い人なのです。
・「正論ではなく具体案を出せ」と言うのが
上司の立場です。仕事において
正論ほど役に立たないものはありません(p98)
■上司としては、部下を説得するのが、
仕事なのでしょう。
部下がやらざるをえない説得をする。
健康クラブのインストラクターのように
部下を導ければ最高だという。
信頼と納得。
それが難しいのですよね。
中谷さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・変化をつくるのが管理職の役目。
まず自分自身が、変化する(p2)
・目的が何で手段が何ということを常に明快にしながら、
命令と指示を出していかなくてはいけません(p75)
・「経費節減の徹底」も、何かを言っているようだけれども、
抽象的で何も言っていない・・・
「今までタクシーを使っていた営業部は、
今後は電車を使うように」と言えば、
最終的には、経費節減の徹底につながります(p81)
・部下に意見を言うチャンスを与えながらも、
みんなの意見に対して、あくまでも自分はこう思うという
しっかりした意見をちゃんと持っていて、
決断を下すのです(p108)
・上司が部下に対して何か命令をした時に、
それが伝わったかどうかを確認するのは、
部下の仕事ではなくて、上司の仕事です(p84)
・報告は、時期とステップの締め切りをつくる(p92)
・管理職は、部下とトップをつなくだけが仕事ではありません。
同じ会社でも、別のビルの部署、まったく違う仕事を
している部署、顔も見たことがない部署はたくさんあります(p49)
・遊ぶことではなく、社員が学べること、
伸びていくこと、わざを身につけていくこと、
すべてが福利厚生です(p138)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■目次
ジムの一流インストラクターの5つの法則。
部下の元気は、大混乱から生まれる。
厳しいことでも、明るく叱る。
単発で叱る。過去の失敗と合わせて叱らない。
ヒーリング&エンカレッジメント。
選択肢を与えると、ヤル気を出す。
予算管理とは、事前予算にない経費も支出できるということ。
規則は、縮小解釈ではなく、拡大解釈をする。
マニュアルから外れたところからが、管理識の仕事。
縦の組織を、横のネットワークに変えるのが管理職。
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