「非常識な読書のすすめ ―人生がガラッと変わる「本の読み方」30」清水 克衛
2013/10/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
江戸川区の本のソムリエ、清水さんの一冊です。清水さんのメッセージは、「たった一冊の本との出会い、人との出会いで、人生はガラッと変わる。」ということです。私も100%同意します。私も本との出合いで人生が変わりましたので。
いまだ社会には「学歴」という幽霊が闊歩していますが、清水さんは「読書歴」が大切と言います。社会に入ったら、何を読んできたのか、ということが大事なのです。世の中のわたり方は、周囲の先輩が教えてくれますが、本も教えてくれるのです。
本を読めば、悩みのほとんどは解決できますよ、ということです。たとえ勉強はビリでも、本を読めば、必ず立派に世の中をわたっていけるはずなのです。
・人生で本当に役立つのは学歴よりも読書歴(p16)
清水店長は、「100冊の本より、一度の飲み会!」というくらい体育会系です。清水さんは学生時代に警察官を目指して柔道を一生懸命にやっていましたが、『竜馬がゆく』を読んで、商人を目指すことを決めたのです。
清水店長はどんな道でも、日本一を目指せば、他の分野の日本一を目指している人たちとの出会いが必ず生まれることを知っています。一流の本と出会い、一流の人と出会い、人生を良くしていきましょう。
清水さんの気持ちがよくわかりました。清水さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・みなさんは次世代に、何を残していきますか?(p179)
・『生かされているだけでありがたい』と感謝の気持ちを常に持ち、自分のできることをしっかりやって、後は運を天に任せていれば、たいていのことは乗り切れるから不思議です。(加藤寿賀)(p139)
・丸くともひどかどあれやひと心あまり丸きは転びやすきぞ(坂本龍馬)(p30)
▼引用は下記の書籍からです。
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【私の評価】★★★★☆(88点)
目次
PART1 なぜ、読書で人生がガラッと変わるのか?
PART2「常識」に操られると搾取された人生になる
PART3 世の中は一握りの人間の思考で動く
PART4 人のために本を読むと力がわく
PART5 読書を信じる者は救われる
PART6 「生き抜く知恵」はすべて読書が教えてくれる
著者経歴
清水克衛(しみず かつよし)・・・書店「読書のすすめ」店長。NPO法人読書普及協会理事長。1961年、東京生まれ。大学在学中、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読み、突如として商人を志す。大学卒業後、大手コンビニエンスストアの店長を10年間つとめた後、「本をすすめる本屋をやろう」と一大決心し、周りの猛反対を押し切り1994年に会社設立。1995年には書店「読書のすすめ」を東京都江戸川区・篠崎にて開業する。全国からお客さまが押し寄せる大繁盛書店となる。「読書のすすめ」の売れ筋情報や、本のソムリエとして出演したテレビ番組などからベストセラー本が生まれる。2003年にはNPO法人読書普及協会を設立。本との出合い、人との出会い、出来事との出合いを提供しながら「良質なご縁から生まれる"成幸の法則"」についての講演活動を続けている。
読んでいただきありがとうございました!
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