「逆のものさし思考」清水克衛

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逆のものさし思考

【私の評価】★★★★★(91点)


■「逆のものさし思考」とは、
 現代の常識を疑え!
 という清水さんの主張です。


 学校は国民の知識レベルを上げたが、
 今の人は大学に入ると
 勉強しない学生が多いではないか。


 西洋の考え方は日本を発展させたが、
 善と悪しかないという二元論が人を裁き、
 いじめや社会的制裁をひきおこしていないか。


 これで成功する!これで幸せになる!
 という書籍があるのに、
 金持ちで幸せな人が少ないのはなぜか。


 最近、世の中が幼稚になってしまった
 と清水さんは嘆くのです。


・西洋の二元論的な考え方は、科学を発展させるために
 非常に役に立ちましたが、それによって大変
 幼稚な社会になっていると思いませんか?
 二元論で考えるから「お前が悪で、俺が善だ」と、
 両者を相反するものと思ってしまいますが、
 実際には善のなかにも悪があって、悪のなかにも
 必ず善が必ずあります(p32)


■世の中の仕組みには、
 二つの転換期があります。


 一つは新しい仕組みができて
 皆がその利便性によって
 発展する段階です。


 二つ目は、新しい便利な仕組みが広がり
 誰もが使うようになると
 便利なゆえにマイナスとなる段階がやってくる。
 それが現代なのです。


 例えば、ライフハックという
 効率的に時間を使い、短時間に
 最大の成果を出そうという考え方があります。


 しかし、効率化を極めてしまうと
 逆に新しいアイデアが出にくくなって
 しまうという逆説もある。


 過ぎたるは及ばざるがごとし
 なのです。


・非効率を愛するというのは、大きな意味で
 予定調和を壊すことでもあります。
 普段何も考えていないほとんどの人が
 冒険もしないし、バカなこともしない、
 ルーティーンの生活になってしまいます(p71)


■日本では人口が減っていく
 新しい時代に入っています。


 大きな流れに沿っていくことも大事ですが、
 自分で考えて自分のスタイルを考え、
 作っていくことも大事なのでしょう。


 私のメルマガも清水さんの考え方と同じで、
 自分をより高いレベルとする智恵を
 求めているものです。


 清水さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・義務教育制度によって最初は勉強したくても
 できない子がみんな学校に行けるようになって
 喜びましたし、識字率も上がりました。
 ところが今、・・誰もが学校の奴隷に
 なってしまっています・・就職するときに
 大卒と書いたほうが有利だとか言っている
 時点で、学校の奴隷になっています(p9)


・最近は帯に、<この本を読めば幸せになれる>とか、
 <この三つのステップで仕事が大成功>なんて
 書いてあるような、答えの書いてある本ばかりで
 本当に嘘くさい。だけど、そんなに簡単に
 答えなんか出るわけありませんよ(p99)


・拡大するときは<自力>で大を目指していましたが、
 減少する世界では逆に<他力>で
 小を目指すことになるのです(p109)


・自己重要感が欠乏すると、
 松葉杖が必要になるのです・・
 子どもの頃は褒められていて自己重要感が
 満たされていた人も、社会人になると
 褒められないどころか、逆に怒られたりする。
 すると自己重要感を満たそうとして、
 極端な場合、犯罪に走ったりします(p143)


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■目次

第一講 一元論で世の中を見る
第二講 非真面目のススメ
第三講 無学でいなさい
第四講 ファンになるな プレイヤーになれ
第五講 縦糸の読書をしよう
第六講 非効率を愛せよ
第七講 そもそも論を考える
第八講 NWB、SAL、ABI 三つの法則 第九講 答えではなく問いをみつける
第十講 自力と他力
第十一講 自らではなく自ずから



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