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「準備された世界」清水克衛、北川八郎

2018/07/04公開 更新
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準備された世界


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

■本のソムリエとして良い本を勧める
 書店「読書のすすめ」店主の清水さんが、
 北川先生にお話しを聞く対談録です。


 北川先生は40日以上の断食を
 2回もして悟りを得たという。


 その悟りとは、この世の中、
 宇宙には法則があるということです。


・昔は「お天道さまが見てる」なんて親から言われたものですが・・・天の上の方のどこかからずっと神さまが見ているという感覚、見られている感覚というのが、たしかに昔はあったはずなんです(北川)(p23)


■天は人が求めるものを
 与えてくれるという。


 憎しみを選ぶ人には、
 同じような苦難がやってきて、
 好意を選ぶ人には
 やすらぎが与えられる。


 実はすべては
 自分が選んでいるのだ、
 ということなのでしょう。


・愛、善意、好意を選ぶ人はたくさんの人から愛情を与えられ、助けが入りやすらきがもたらされます(北川)(p67)


■両腕を失った人が、
 自然の素晴らしさを知った、
 人生の豊かさを知ったという話を
 思い出しました。


 生活の中で振り回されている
 私たちは何か大切なことを
 忘れているのかもしれませんね。


 清水さん、北川さん
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・憎しみ、暴力、怒りを選ぶ人は、人に与えたそのまま同じ量の苦しみや悲しみ、不安が待っています(北川)(p66)


・ラーメンと焼肉・・もっと数字を出さなくちゃいけない。結果を残さなくちゃいけない・・それを求め始めると快楽につながるものを食べたり、飲んだりしたくなるんですね。その結果、病気になる(北川)(p74)


・宇宙にはエネルギーが満ちていますがそのエネルギーは知性を内包しています。だから秩序と調和が保たれています(北川)(p52)


・天は求めているものを与えてくれます。心配していたら、心配していたものをくれます(北川)(p90)


・天のクスクス笑い・・日本という素晴らしい楽園に来たのにどうして怒るん?こんなにもいいところにいるのに、ちょっと売り上げが下ったとか、お金がないとか、不平不満ばっかり。もっと大事なことに目を向けて楽しめばいいのに(北川)(p95)


・天が望んでいることは足が遅くても、ドンベでも、生きるのがヘタでも誠実に「走りきる」ことなのです。この世に「バツイチ」はありません。やり直せばすべて「マルイチ」(北川)(p96)


・日本人は「水に流す」ということを知っています。キリスト教の世界では許す(forgive)・・許すというのは契約社会の言葉です。言い換えれば記録を残すことです・・・1000年前に十字軍にやられたというのを、許しはしたけれども、記録し、記憶にとどめているんですね・・アメリカが原爆を落としても文句を言いませんでした。たとえ恨みを残しても、いつまでも傷つくのは自分たちだということを知っているからです(北川)(p101)


・太陽が出るちょっと前、夜が明ける15分ぐらい前になると、山じゅうが騒ぎ始めます。虫や鳥がいっせいに鳴き出し、そしてそれは、日が出る頃にパタッと止んで静かになります。つまり、夜明け前というのは一番エネルギーが放出されているんですね(北川)(p59)


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準備された世界
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


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目次

実践的スピリチュアル/見えないけれどあるもの/松のエネルギー
天につながる通信機/クスクス笑い/人生の宿題
物理的世界の住人/導き/何も得られなかった1回目の断食
求めなかった2回目の断食/見えないものの力/経験の翻訳
人間のプレゼント/天のプレゼント/修行にあらず
青い空は「ラ」の音/知性を内包するエネルギー/気づきの多い時代
時間をつくりしもの/植物の知性/ウソつきな脳
天はすべてを準備している/掟/ライオンは恐怖を食べる
快楽と病/ラーメンと焼肉/寿命と腸
人生はトランジット/残るのは与えたものだけ/片手を空ける
muchの世界/ manyの世界/muchはmanyに、manyはmuchに
一番が一番のクズ/一番の強みで負ける/ドンベの理論
水に流す国民性/日本に生まれた意味/刀を手放した日本人
ハウツーで生きる/悲しみをすり抜けて生きる人/脳の理解を超えた何か
女性の感覚の時代/子宮はマイナスを受けやすい/達成感と幸福感
左脳のおしゃべり/ビールの泡/ thinkingを止める
見えないけれどあるもの/エネルギーセンサー/透明の中にすべての色がある
100歳のプレゼント/選ぶ世界から与える世界へ/相手の喜びが私の至福


著者経歴

 北川八郎(きたがわ はちろう)・・・1944年、福岡県生まれ。経営セミナー「満月の会」主宰者。インド放浪。1984年に信州から九州阿蘇外輪山の小国郷に移住。41歳で45日間の断食 、43歳で46日間の断食に導かれ、小さな光明を得る。その後、南小国町で「満願寺窯を開き、 自然灰釉の器を創作する一方、自作農業に勤しみ「七陶三農」の生活を送る。現在は、経営者のための「満月の夜の勉強会」など、講演と経営セミナーを各地で主宰している。


清水 克衛(しみず かつよし)・・・1961(昭和36)年東京生まれ。書店「読書のすすめ」代表 、逆のものし講主宰。大学在学中、たまたま暇つぶしのために読んだ司馬遼太郎『竜馬がゆく』第5巻との出会いがきっかけで、突如読書に目覚めるとともに、商人を志す。大手コンビ二エンスストアの店長を10年務めたのち、平成7年に東京都江戸川区篠崎で小さな書店を開業。「10年や20年前の本でも、大正時代に書かれた本であっても、その人が初 めて読む本はすべて新刊」という信条のもと、常識にとらわれない知恵と情熱で商いを続けた結果、全国からお 客さんが訪れる繁盛店となる。


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