「成功の実現」中村 天風
2012/09/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
10年前の2002年9月に読んだ一冊。会社の研修所でこの本を発見し、夜中まで読んで手帳にメモした記憶があります。やはり天風さんは良い言葉を使うことによって、積極的な心を作る。絶対なる積極。つまり、潜在意識の活用について、 日本に初めて紹介した人なのでしょう。大谷翔平が天風さんの本を読んでいるのも頷けます。
・結局、出世や成功をし、あるいは非常な健康になり幸運に生きてる人は、その心の内容がきわめて積極的ですよ(p357)
10年後にこの本を読んで気づくのは、斎藤一人さんも同じことを言っているということです。良い言葉を使おうね。何事も感謝しよう。積極的な心とは、物事の良い面を見ること。絶対なる肯定。絶対なる積極。そうすることで、自然と出世もするし、健康にもなる。つまり、精神的なところをしっかりすれば、何でもうまくいく。ツイてる人になるということです。
・どんな些細なことでも感謝を先にして、喜びでこれを迎えたならば、お互いの住む世界はそれこそ黄金花咲く爛漫たる喜びの花園になります(p47)
天風さんの講演をそのまま書き起こしたもので、最も天風さんの雰囲気を伝える本だと思います。潜在意識活用の古典として読んでおくべき一冊でしょう。ちょっと高いけど)天風さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・つねに積極的な言葉をつかう習慣をつくりなさい・・・善良な言葉、勇気ある言葉、お互いの気持ちを傷つけない言葉、お互いに喜びをよく与える言葉を実際につかう習慣をつくりなさい(p133)
・何べんもくどいようだけれども、健康を悪くするのも運命を悪くするのも、結局、もとは自分にあるんだぜ。(p357)
・日比谷平左衛門っていう人・・・力以上の光だな。・・「・・うけたまわれば二億からの損害だそうで」「いやあ、損害だと思っていませんよ・・その数倍がまた舞い戻ってくると思うと大きな楽しみだ」(p10)
・カリアッパ先生が、「お前ねえ、人間、この世に何しにきたか考えたことがあるかい」と言われたんです。(p83)
・結局、心が人生を感じる感じ方でそのまま極楽にもなり、地獄にもなるわけだ。・・・心のなかを掃除しなければだめなんです。(p102)
・天風式クンバハカ法・・・感覚なり感情なりの衝動、ショックを受けたら・・・すぐ肛門を締めちまう。そして、おなかに力を込めると同時に、肩を落としちまうんだ。(p177)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
「力」の篇
「勇気」の篇
「信念」の篇
著者経歴
中村 天風(なかむら てんぷう)・・・1876年生まれ。本名,中村三郎。1904年,日露戦争の軍事探偵として満州で活躍。帰国後,当時死病であった肺結核を発病し,真理を求めて欧米の著名人を訪問する。帰路,ヨガの聖者から指導を受け,病を克服する。帰国後は,実業界で活躍するものの,1919年社会的地位,財産を放棄し,「心身統一法」という実践哲学についての講演活動を始める。
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