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「運命を拓く―天風瞑想録」中村天風

本のソムリエ 2005/01/18メルマガ登録
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運命を拓く―天風瞑想録 (講談社文庫)


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 中村天風とは、日清・日露戦争で日本軍スパイとなり人切り天風と恐れられた人。大谷翔平も読んでいるらしい。


 天風さんは、43才で銀行頭取を辞め街頭に立ち辻説法を始め、潜在意識を日本で広めた人です。中村天風の経歴は異色であり、かつ、潜在意識を説くという先見性があります。


 中村天風は、昭和43年92才で亡くなりますが、その思想は書籍と財団法人天風会が引き継いでいます。その思想の中心はズバリ「心」の力です。言霊も大事、志も大事。積極的な心が人生を建設するのです。


・いいか!スバリ言おう。「人間は、健康でも、運命でも、心が、それを断然乗り超えて行くところに、生命の価値があるのだ!(p177)


 心を積極的にして、潜在意識に自分の信念を入れ込む手法としては、自分で何回も言葉に出して「実現する!実現する!」ということを薦めています。


 絶対なる肯定、絶対なる積極。つまり、絶対なる良い言葉が自分の心を前向きにし、自分を応援し、支えてくれるということなのです。


・常に、心の中に感謝と歓喜の感情を、もたせるよう心がけることである。(p147)


 自己啓発本としては、常識的なことですが、著者が大正時代から活動していいたことを考えれば、その功績は大きいといえます。


 タイトルの運命を拓くのは、まさに自分の心の信念なのです。成功哲学の日本の歴史だと思いました。


PS:私の「前日、蒔きそこなった成功の種」の呼吸鍛錬は天風さんの方法を採用させていただいています。


この本で私が共感した名言

・習慣として、何でもいいから、感謝と喜びで人生を考えるよう習慣づけよう(p147)


・自分の人生を建設せんとする意気込みが、やがて世界中の人間の人生を建設することになるのだ。(p113)


▼引用は下記の書籍からです。
運命を拓く―天風瞑想録 (講談社文庫)


【私の評価】★★★☆☆(79点)



著者紹介

 中村 天風(なかむら てんぷう)・・・1876年生まれ。本名,中村三郎。1904年,日露戦争の軍事探偵として満州で活躍。帰国後,当時死病であった肺結核を発病し,真理を求めて欧米の著名人を訪問する。帰路,ヨガの聖者から指導を受け,病を克服する。帰国後は,実業界で活躍するものの,1919年社会的地位,財産を放棄し,「心身統一法」という実践哲学についての講演活動を始める。

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